新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、コールセンターで働く従業員が「3密」同然の職場環境に不安を募らせている。閉鎖された空間、不特定多数が触れる機械端末、至近距離で相対する指導-。仕事は感染の恐怖と隣り合わせで、仙台市内のコールセンターで働く50代女性は「電話で話し続ける仕事柄、いつ誰が感染してもおかしくない状況だ」と訴える。 女性は契約社員として、服飾関連の企業の注文などに応じる部門に所属する。職場は窓を開けられない高層ビルの一室にあり、他部門を含む約200席が並ぶ。感染防止対策で簡易な仕切りが設けられたが、両隣の席との距離は1メートルに満たない。 顧客の個人情報保護のため、パソコンの端末を複数人で使わざるを得ない。共有する機材が多く、マイクも消毒して使い回すという。女性は「なぜ休業要請の対象とならなかったのか」といぶかる。 衣替えの時季に当たる今は繁忙期で、外出自粛の影響もあり注文は急増
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