JR北海道が過疎地のローカル線向けに開発を進めてきたのがDMVってご存じですか? DMVとはDual Mode Vehicleの頭文字をとったもので、線路と道路ふたつのモードで走行することが可能な車両を意味し、JR北海道の柿沼副社長が幼稚園の送迎バスを見て発案したものです。 DMVはJRの線路上を走行することで交通渋滞による遅延を解消するとともに、道路モードで駅から離れた集落を結ぶことによって地域の公共交通機関を確保するという狙いがあります。 JR北海道は2004年にマイクロバス日産シビリアンを購入して、線路走行用のガイド車輪システムを追加した「サラマンダー901号」を試作しました。 901はJR北海道苗穂工場内にある、鉄道技術館に保存されています。鉄道技術館は毎月第2、4土曜日の13時30分〜16時に一般開放しています。 フロントガイド車輪は本来フロントタイヤを浮かせて使用します。車軸デ