この度は、このような賞をいただきまして非常に光栄に思っております。 今回、自衛隊の日報問題の取材にあたって、新しいジャーナリズムの可能性というものを感じました。それはインターネットのSNSを生かしたジャーナリズムです。 日報問題は、私の行った情報公開請求が最初のきっかけになったわけですが、実は10年くらい前から自衛隊の海外派遣の真実がきちんと国民に伝えられていないと感じ、情報公開請求をこつこつと続けてきたことが生きたものです。防衛省から戦闘発生時の日報を廃棄したという通知が届いた時、真っ先にツイッターで発信しました。これを読んだ東京新聞と神奈川新聞の記者からすぐ連絡があり、一面で大きく取り上げてくれました。同時に、私のツイートは自民党の行革推進本部長だった河野太郎議員の目にも留まり、河野議員はすぐに防衛省を呼びつけ再探索を要求しました。このようにSNSを通じてこの問題が大きく動き出しました