「これがあれば、3Dテレビはいらないじゃないか」。NHK技術研究所の恒例「技研公開2011」で、来場者は一様に驚きの声を上げた。NHKとシャープが共同開発したスーパーハイビジョン対応85V型液晶ディスプレイは、2D表示専用にもかかわらず、実に自然な立体感を表現していた。日本画質学会副会長を務める“画質の鬼”、麻倉怜士氏に詳しい話を聞いた。 ――今年の技研公開の目玉、85V型のSHV(スーパーハイビジョン)対応液晶ディスプレイは、かなりの驚きでした 麻倉氏:素晴らしい映像でしたね。わたしは記者発表会とプレスプレビューで2回見に行きましたが、周りにいた皆さんが、「もう3Dはいらない。これが3Dでしょ」と言っていましたのが印象的でした。 例えば、東京の高層ビル群を空撮した映像――といってもあまり動いてはいませんでしたが――ビルがニョキニョキと立って、まるでこちらに向かってくるように感じるではあり
ついに発売されました世界初、フルハイビジョン3Dテレビ! そんな注目のパナソニック「3D VIERA」ですが、ギズ的にはメガネにも注目ですよ。写真のようにインパクトも大きいですが、そのしくみもすごいんです。 今回発売された「3D VIERA VT2シリーズ」には、アクティブシャッター方式の3Dメガネを同梱。この3Dメガネ、両側がシャッターになっていまして、プラズマから送られる左右別の発光に同期して、立体映像を作りだすもの。 技術自体は昔からあるものなんですが、技術的に非常に高度なので、3Dメガネがデカくなりがちで、昔ギズで「その構造上デカくて、イケてない技術だ」なんて伝えましたよね。 でもでも、そんな言ってた過去を、謝りたくなっちゃいました。だって今回の3D VIERA用メガネは重さたったの63グラムなんですから! しかも軽いだけじゃなくて、3D映像にありがちな2重像を抑えるために、従来の
米国最大の家電ショー「2010 International CES(Consumer Electronics Show)」(2010年1月7日~10日に米ネバダ州ラスベガスで開催)では、ソニー、東芝、パナソニック、韓国Samsung Electronics社などの家電メーカーが3次元(3D)表示対応のテレビ受像機を展示した。2010年は3D表示対応テレビの普及が本格的に始まる年になりそうだが、技術的な問題は残っていないのだろうか。 実は、3D表示対応テレビの設計者にとって、決して小さくない問題がいくつか残っている。特に問題なのは、テレビ放送局の間で3D表示対応番組の表示方式を統一できていないことだ。そして、放送とはまったく別のところで、Blu-ray独自の3D表示方式が決まっていることもちょっとした問題だ。 三菱はアダプタを使うことで様子を見る 三菱電機の米国法人であるMitsubishi
前の記事 MS社の基調講演全体が、『死のブルースクリーン』状態に 『セクシーなオタク』コンテスト:「4ちゃん」管理人がトップ 次の記事 次世代のテレビ:東芝の「スパコン級」とSamsungの「アプリストア」 2010年1月 8日 Brian X. Chen ラスベガス発――テレビの未来は3Dだけではない。ウェブからコンテンツを得られるようになる。東芝は1月6日(米国時間)、インターネットに接続するテレビ『CELL TV』[『CELLレグザ』の米国での名称]を『2010 International CES』で発表した。 今回発表された55インチ型と65インチ型のCELL TVは、バックライトに『KIRA2(メガコントラストLEDパネル)』を使い、3.2GHzの8コアプロセッサーを搭載している。これは、一般のデスクトップ・コンピューターのおよそ10倍の速さであり、現在のテレビの143倍の処理能
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