旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理 栄養価の高い旬の食材を、あまり手を加えずにいただく――。これが江戸料理の醍醐味であり、健康長寿につながる正しい食のあり方だと思います。このコラムでは、江戸料理と健康をテーマに、食材ごとの情報とレシピをご紹介していきます。 バックナンバー一覧 枝成り豆 【材料】枝豆…1束/水…適量/塩…大さじ1 【作り方】 ①枝豆は枝ごと水洗いし、鍋幅のサイズにカットする。②鍋に7分目程度の湯を沸かして塩を入れ、1を入れて落としぶたをし、強火で茹でる。沸騰したら火を弱めてさらに3分ほど茹で、ざるにあけて冷水をざっとかけ、水気を切る。③2をできるだけ重ならないよう新聞紙などに広げ、塩(分量外)を振って風に当てて冷ます。 日本では、すでに縄文時代から栽培され、さまざまに加工されていた大豆ですが、枝豆として食べられるようになったのは奈良時代頃のようで、当時は「生大豆《なままめ》」