託児所で寝ている乳児のほおはこけあごの骨が見えている。とがったあごの線は果たして本当に子どもなのか疑問に感じるほどだ。 米国の声放送(VOA)放送が最近ドイツの救護団体CapAnamurから提供された北朝鮮住民の生活写真を公開した。乳児と子どもから若い男女、老人に至るまで北朝鮮住民の普段の生活をのぞくことができる最新の写真だ。 託児所には憔悴した顔の子どもたちでぎっしりと埋まり、かけぶとんをかけて寝ている。幼稚園生は特別なおかずもなく穀物と野菜が混ざったご飯をスプーンですくって食べている。みすぼらしい昼食だ。北朝鮮の住民が食べるというトウモロコシご飯の写真もある。病院で診療を受ける子どもたちはやせこけてあばら骨が見える。病院のベッドなどはだいぶ古くなっている。「無償医療」として内外に宣伝する北朝鮮の医療事情が実際は深刻な状況であることを推察させる。 北朝鮮の子どもたちの健康状態は凄惨だ。昨