厚生労働省は保育所の整備拡充に向け、運営主体である社会福祉法人を金融支援する。保育所の初期投資に必要な資金について最大90%を融資する優遇措置を4年延長する。政府の待機児童対策による補助金積み増しで保育所を増設する動きが広がっており、2010年度の保育所向け融資は前年度に比べ2倍に拡大する見込み。金融支援を継続することで保育所の新設を促す。全国に約2万カ所ある認可保育所のほぼ半分は社会福祉法人
厚生労働省は保育所の整備拡充に向け、運営主体である社会福祉法人を金融支援する。保育所の初期投資に必要な資金について最大90%を融資する優遇措置を4年延長する。政府の待機児童対策による補助金積み増しで保育所を増設する動きが広がっており、2010年度の保育所向け融資は前年度に比べ2倍に拡大する見込み。金融支援を継続することで保育所の新設を促す。全国に約2万カ所ある認可保育所のほぼ半分は社会福祉法人
大村市の社会福祉法人「徳栄会」(溝上善造理事長)が運営する私立諏訪保育園(同市諏訪1)の前園長の女性が、定員90人をオーバーする園児を市を介さずに保護者と直接契約して受け入れ、その保育料約3000万円を私的流用していたことが分かった。県は昨年12月から特別監査に入り調査している。 同法人によると、同園は06年度から4年半の間、定員を十数人超える子供を受け入れており、現在は111人が在籍する。前園長は「借金返済や生活費に充てた」と話し、昨年12月に辞職願を出しているという。 県によると、保育所入所は保護者が市町村に申請し、市町村が振り分ける。直接契約は定員に空きがある保育所に限り許されている。 〔長崎版〕
名古屋市は28日、同市港区の社会福祉法人「三祉会」(服部等理事長)が運営する「かもめ保育園」が5年間にわたり約5100万円の補給金を不正受給していたとして、同法人に返還命令を出した。市は、理事長と園長に交代を求めるなどの改善命令も出している。 市によると、理事長の妻の園長(70)が01年7月~03年8月と07年1~09年1月の51カ月間、休職中の職員への給与計約2300万円を不正計上し、自宅で現金を保管していた。また、00年度~05年度と07年度~09年度の9年間にはパート職員への賞与計約3100万円を計上し、理事長と園長ら5人の親族のボーナスに上乗せしていた。理事長は28日、改善命令と返還命令を受けるために市役所を訪れ、「市の方針に従う」と事実を認めているという。【高橋恵子】
神奈川県横須賀市は10日、長年にわたり不正経理が行われていたとして、障害者のためのグループホームや作業所を運営する社会福祉法人「クオレ」(同市坂本町)に対し、社会福祉法に基づき法人運営の改善措置を命じた。 同市によると、クオレは平成15年の法人設立時の基本財産1千万円のうち約570万円が女性施設長(68)の個人的な借入金で、施設長が返済金を捻出(ねんしゅつ)するため法人資金から少なくとも約620万円を流用。このうち190万円は施設長自身が得ていた。捻出方法として、職員にいったん給与を支給して還流させるなどの不正な経理を行っていた。施設長は不正を認めていないという。 改善の期限は来年1月17日。同法人の理事会が詳しい調査を実施し、市はその結果報告を受けた上で、刑事告発をするか判断する。
大村市日泊町の社会福祉法人三浦保育園の前理事長が、今年3月までの約1年半の間、運営費の一部を着服し私的流用していたことが分かった。県の調べでは、着服額は2000万円超とみられる。運営費は全額公金のため県が特別監査を実施し、園に対し経営改善命令などの処分を検討している。 運営する三浦保育園は74年4月、県から認可を受けた。今月1日現在の園児は68人。運営費は国と県、市が全額負担しており、09年度は月約520万~640万円(計約7200万円)だった。 3月下旬、市民から「保育園の運営状況が悪化している。理事長が金を使い込んでいる」との情報が市に寄せられ、問題が発覚。県が調査を始めると、前理事長は運営費の目的外使用を認め、7月に引責辞任したという。 保育園は現在、別の社会福祉法人理事長が引き継ぎ、運営している。新理事長側は「刑事告訴など法的措置を検討している」としている。【阿部義正】 〔長崎版〕
熊本市は9日、市内で二つの保育園を運営する社会福祉法人「聖マリア会」(石井禮次郎理事長)に、社会福祉法に基づく改善措置命令を出した。 市によると、同会は00年度から10年間、定款で定められている理事会を開いておらず、架空の議事録を作成。08年には、その議事録に一部理事の署名を偽造していたという。 市は改善措置命令で、理事に弁護士など専門的知識を持った人を選任▽具体的な改善計画書の提出▽第三者評価を受けること--を求めた。新理事の選任と改善計画書の提出の期限は5月31日までとしている。 昨年11月と12月に改善指示を出したが、不十分だったため、改善措置命令になった。石井理事長は「処分の内容を厳粛に受け止め、より一層法令順守した法人運営に努めたい」とコメントしている。
> 保育園不足のために「働きたい親が働けない」ことも問題だが、 待機児童問題の本質は、 大量の税金が投入されている認可保育園に 入れる家庭と入れない家庭があるという 「不平等」にこそある。 共働き世帯の増加とともに増える待機児童の需要を満たすのは、 幼稚園ではなく保育園やその他の施設ということだが・・・・ 認可保育園は一定の条件を満たし自治体の認可を得た保育園。 さらに、公立認可保育園と、主に社会福祉法人が運営する 私立認可保育園に分かれる。 対して認可外保育園は、各種法人が自由に設置できる。 認可外保育園の中には自治体が独自に設置基準を設け、 補助金を出している例もある・・・・ 全国の多くの認可外保育園にはこうした補助金がない。 補助金は保育料に還元される。 つまり、この国には 税金を原資にした公的な補助を豊富に受ける 認可保育園の子どもと、 まったくその枠組みからはずれた 認可外保育園
特集「保育園問題の不合理」Part2 株式会社の参入に拒否反応を示す社会福祉法人は、株式会社は利潤を追求し保育の質は二の次だと言うが、本当にそうだろうか。社会福祉法人は曇りのない経営をしているのだろうか。(「週刊ダイヤモンド」編集部 清水量介 深澤献) 東京都の認可保育園の9割が加盟する東京都民間保育園協会の事業計画にはこう書かれている。 「公立保育園の民営化については、社会福祉法人を中心に受託していくことを推進する」 現在、全国の自治体は、財政難から公立保育園の民間への委託を進めている。前章で紹介したように株式会社の認可保育園への参入は激しい抵抗に遭い2%以下にとどまっているが、それは新設だけでなく公立の民営化という場面でも同じだ。団体はわざわざ事業計画にそれを明言しているのだから。 そして、株式会社の不遇はなかなか認可が下りないというだけではない。狭き門をくぐったあとも、徹底的に差別さ
「平和愛する国なのに」なぜ日本は入国拒否?悪名高い収容所「グアンタナモ」に14年拘束、嫌疑晴れたベストセラー作家は「許しと和解」を訴える
黒石市の社会福祉法人「幸成会」の保育園と青森市の学校法人「小館学園」の幼稚園(いずれも福士富美子理事長)による施設運営費などの不正受給問題で、幸成会が「県の指導を仰いだ保育を実現する」などとする一方、「県の事実誤認だ」と反論していることが21日、県議会環境厚生常任委員会で明らかになった。 県によると、幸成会は、遠距離通勤する保護者らを対象に他市町村から園児を受け入れる制度を悪用。県は昨年12月、事実関係や今後の方針の明示、施設職員に対する処分などをし、改善するよう求めていた。また法人の運営も適切でなかったとして指導していた。 幸成会は今月15日付で改善計画書を県に提出。幸成会は「児童育成のためによかれと考えて実施した。(悪用を)指示した職員もいないので処分は不可能」と報告。法人運営については「県の事実誤認だ」とし、指導の撤回を求めているという。【矢澤秀範】
保育所運営費 不正受給問題 黒石市の幸成保育園を運営する社会福祉法人「幸成会」(福士富美子理事長)が、園児6人を系列の幼稚園で保育し、青森市などから運営費約1200万円を不正受給したとされる問題で、幸成会は15日、県と同市に対し、不正を否定する文書を提出した。県が昨年12月28日に行った改善勧告にも従わず、代理人の弁護士を選任し、県や同市と争う姿勢を見せている。 県や同市によると、幸成会は2008〜09年、幸成保育園への通園を申し込んだ青森市と五所川原市の子供計6人を、青森文化幼稚園で保育していた点について、これまで通り「交流保育」と主張。保育士数などの基準を満たした環境で実施し違法ではない、と文書で回答した。 県は、幸成会が今後も改善勧告に従わない場合、改善命令を出す方針。青森市も運営費の返還請求や、詐欺罪による告訴を検討している。 一方、青森文化幼稚園が08〜09年度、青森市から運営費
県は28日、同じ理事長が経営する黒石市の社会福祉法人と青森市の学校法人の保育園と幼稚園が、市などから支給される施設運営費などを不正受給したとし、改善勧告や補助金の返還請求をし、刑事告訴の手続きに入ったことを明らかにした。 不正があったのは黒石市の社会福祉法人「幸成会」が運営する「幸成保育園」と、青森市の学校法人「小館学園」が運営する「青森文化幼稚園」で、両法人とも福士富美子氏(71)=黒石市=が理事長を務めている。 県などによると、幸成会は遠距離通勤する保護者らを対象に他市町村から園児を受け入れる制度を悪用。青森市などに住む園児が幸成保育園に通っているように装い、園児の預りで必要な施設運営費1200万円近くを青森市などから不正受給したという。 また、児童6人を幸成保育園ではなく青森文化幼稚園に通わせ、児童福祉施設の最低基準を満たしていない環境で保育。理事会を開いていないのに評議員を選任した
黒石市の「幸成保育園」が青森市の園児数人を受け入れているように見せかけ、数百万円の施設運営費を不正に受け取ったとされる問題で、園児の保護者に「弁当代」として最高で月約3万円が支払われていた疑いのあることが、県への取材でわかった。支払っていたのは園児が実際に通っていた青森市の幼稚園とみられ、県が経緯などを調べている。 幼稚園は、学校法人小館学園(福士富美子理事長)が運営する「青森文化幼稚園」。幸成保育園を運営する社会福祉法人「幸成会」も福士氏が理事長を務めている。 県健康福祉部によると、同幼稚園は、申請上は幸成保育園に通っているはずの園児を最大5人ほど受け入れていた。これらの保護者は越境して幸成保育園に通えるよう青森市に申請し、同市に給食費も含む保育料を払っていたが、同幼稚園に給食はなく、保護者には「弁当代」として最高で月約3万円を返金していたという。 県は、保護者がなぜ黒石市の保育園
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