クリニクラウン(CliniClowns)は、主に入院中の小児の病室を訪れ、遊びやコミュニケーションなどを通じて心のケアをする専門家。日本では臨床道化師(りんしょうどうけし)と和訳されている。 先進地はオランダで、『クリニック』(診療所)と『クラウン』(道化師)とを掛け合わせた合成語として主にヨーロッパで使われる。北米ではホスピタルクラウン(HospitalClown)またはクラウンドクター(ClownDoctor)と呼ばれる活動も存在する。ケアリングクラウン(CareingClown)という名称が使われることもあるが、これには老人ホーム・被災地・難民キャンプ・刑務所など医療現場以外での活動も含まれる事がある[1]。 クリニクラウンに要求されるのはすぐれた表現力だけに留まらず、看護・衛生などの病院内で活動するための基礎知識、罹病の不安や不自由な生活への不満または社会から隔てられた環境に身を置