下書きしたまま投稿しそこねてた記事を発掘したので、掲載します。やや時期を外しているとは思いますが、ご勘弁。 今年の1月に「第1回 将棋電王戦 米長邦雄永世棋聖 vs ボンクラーズ」と題して米長邦雄永世棋聖と第21回世界コンピュータ将棋選手権優勝者のボンクラーズとの対局がありました。対局や指し手についての感想や評価は別記事に書きましたので(米長永世棋聖・ボンクラーズ電王戦感想)、この記事では対局について一般の方が持ったであろう誤解について書きたいと思います。 Q.序盤は定跡が入っていて完璧? A. 棋譜(前例)が記録されているだけです。 定跡と聞くと大抵の人は市販の定跡書を思いうかべるでしょう。分岐が詳細にかかれて「これにて先手良し」などと書かれている本です。しかし、ほとんどのソフトでは単にプロの対局棋譜が大量に記憶されているだけです。ソフトはそれらの棋譜の中からある基準(乱数など)で指し手
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