トップクラスの棋士10人が名人への挑戦権を争う将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)で、次期「第72期」の最終戦(9回戦)が2014年3月に、静岡市で開かれることが決まった。同市が8日、発表した。名人戦七番勝負は全国各地の都市の回り持ちだが、挑戦者を決める順位戦を地方都市で実施するのは初めて。 2015年に開催される同市の徳川家康没後400年記念事業の一環。家康は駿府城(同市葵区)で隠居していた1612年、将棋指しの大橋宗桂(そうけい)に扶持(ふち)を与えて初代名人とし、名人制度を創設したとされる。 順位戦は、東京都や大阪府の将棋会館で指されてきた。今回は、家康をキーワードに地域活性化を図りたい市と、地方での順位戦開催を検討していた日本将棋連盟の思惑が一致した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録