霜降りとは? 魚や肉を料理するときに「焼く」「煮る」「揚げる」「蒸す」などいろいろな調理方法があります。 その中でも特に「煮る」ときに、魚や肉の臭みを料理に感じさせないようにするための下処理が霜降りです。 「焼く」「揚げる」調理では臭みのもととなる脂や血合いが焼け落ちたり、高温で熱せられて、その嫌な風味を感じにくくなったりします。 しかし「煮る」料理では、素材そのものを水やだしの中で火を入れるため、嫌な風味がそのまま煮汁などに移りやすいのです。 そこで、調理する下処理の段階で、その臭みの元となる脂・血・ぬめりなどを熱湯をかけて落とす方法がとられます。 それが『霜降り』です。※「湯引き」などとも言いますが、熱湯をかけると素材の表面が白くなることから「霜降り」と呼ばれています。 魚の霜降りのやり方の基本 ここでは汚れがわかりやすい「ぶりのあら」を使って、霜降りの方法を紹介します。 →「ぶり大根