2019年6月20日、TECH PLAY SHIBUYAにて「CTOが考える、チームで向き合う技術的負債との付き合い方」が開催されました。メドピア・SansanのCTOが、自社における技術的負債といかにして向き合ってきたか、その経緯と取り組みを語りました。(※当初登壇予定だったアイスタイルCTO竹澤氏は体調不良により欠席)。公開Q&Aには、メドピア株式会社執行役員のCTO福村彰展氏と、Sansan株式会社CTOの藤倉成太氏が登場。会場からの質問に回答します。 技術的負債を返す重要性をどう説明するか 司会者:お待たせしました。Q&Aなんですけど、最初に、みなさん申し込みいただいたときに質問をいくつかいただいていたと思うので、そのなかで質問が多かったものを私のほうで5つぐらい取り上げさせていただいております。そのあと、会場のみなさんから質問を募集して、ディスカッションのようなかたちで進められれ
ヌーラボの松浦です。私がSREのエンジニアリングマネージャーとしてプロジェクトのサポートに携わっているプロジェクト管理ツールのBacklogは、2019年7月にJavaからScala / Play Frameworkに完全移行をしました。 このPlay化プロジェクトは、10年がかりで改良され仕様が明文化されていなかったBacklogを、JavaからScala / Play Frameworkに移行するという壮大なプロジェクトでした。 約4年にわたる「Backlog Playプロジェクト」(以下、Play化プロジェクト) で体験した“紆余曲折”を記録に残し、後のプロジェクトにつなげるために、今回から7回に渡って、技術的な挑戦やプロジェクト管理の視点など、当時のチームメンバーが独自の目線でPlay化プロジェクトを振り返った記事を連載します。 連載第1回目の本記事では、序章としてPlay化プロジ
22年前、グーグルの創業者らがPageRank(ペイジランク)を発明し、それ以降のウェブが変わった。既存のランキングアルゴリズムと比べてPageRankが大きく違っていたのは、次の点だ: ウェブ上のリンクを票と見なす。最初の段階では、票はすべて平等だ。 得票数が多いページほど重要度が増す(そして、より上位に表示される)。 重要なページほど票の重要度が増す。 しかしグーグルは、そこで止まらなかった。さらに、 アンカーテキストトピックモデリングコンテンツ分析トラスト(信頼)シグナルユーザーエンゲージメントなど、検索結果をよりいっそう改善する要素を取り入れたのだ。 リンクはもはや平等ではない。いや、平等とはほど遠い。 ランド・フィッシュキンがこの記事のオリジナルバージョンを公開したのは、2010年だ。はっきり言って、それはSEOの世界を震撼させた。ここでは、彼のオリジナル記事から非常に多くの部分
「Backlogの課題の状態を“自由に追加”したい」みなさんに朗報です! 自分のワークフローに応じて、Backlogの課題の状態を柔軟に追加できるようになります! 従来は「未対応・処理中・処理済み・完了」の4つの状態しか選択できませんでしたが、みなさんの設定次第で「レビュー」や「保留」などの状態もご利用いただけます。 本記事では、リリース予告として、状態の追加の特徴と職種別のワークフロー事例を一足先にお届けします! ※この機能は、有料プランのスペースでご利用頂けます。ただしエンタープライズプランは対象外になります。 従来の課題の状態ではできなかったこと Backlogはデザイナー、プログラマー、ディレクターはもちろん、マーケター、営業、総務、人事など多様な職種で活用されています。 どんな職種でも使えるように、課題の状態もシンプルに「未対応・処理中・処理済み・完了」の4種類のみ用意していまし
iOS 13ではバッテリーの劣化を軽減するため機械学習を利用し、使い始める直前までバッテリー充電率を80%で保留します。詳細は以下から。 Appleは2017年01月にリリースした「iOS 10.2.1」でユーザーに通知なく電源管理を導入し、劣化したバッテリーでパフォーマンスのピーク性能をダイナミックに変化させたことからユーザーの批判を浴び、「iOS 11.3」で電源管理機能を搭載するという声明に加えて2018年12月までの間バッテリー交換金額を5,600円減額しました。 Appleにとって、お客様の信頼ほど大切なものはありません。私たちはお客様から信頼を得て、それを保つための取り組みをこれからも絶えず続けていきます。お客様がAppleを信頼し、支えてくれるからこそ、Appleは自らが夢中になれる仕事ができるのです。私たちAppleがそのことを忘れたり、そのことを当たり前だと思うことは、決
2013年に「日経電子版」のソフトウェア開発を100%外注から内製化、アジャイル開発に切り替え、開発サイクルやチームの抜本的な改革を見事成功させた日本経済新聞社。その取り組みは、多くの注目を浴び、400以上のはてなブックマーク数を獲得しました。 「あの『日経電子版開発チーム』が内製化とアジャイル開発の成功から6年がたった “その後” を語る!」では、内製化とアジャイル開発の成功体験を他の部署にも応用し、全社をあげて開発改革に取り組んでいる模様を取り上げました。 本記事では、同社が次に取り組む、個人やチームの開発成果と事業成果を結びつけるための「OKR(オーケーアール)」を導入したきっかけと運用、そして、成功したこと、失敗したことについてお伺いします。 ■自己紹介(右から) 情報サービスユニット プロダクトマネージャー 斎藤祐也さん デジタル編成ユニット プロダクトマネージャー武市大志さん
2013年に「日経電子版」のソフトウェア開発を内製化し、アジャイル開発に切り替えた、日本経済新聞社。開発サイクルはもちろんチームの抜本的な改革は、多くの注目を浴び、400以上のはてなブックマーク数を獲得しました。 アクティブユーザーを1.9倍増にした内製化の成功をきっかけに、2017年には日経電子版のコンテンツの表示速度を改善する「爆速電子版」プロジェクトを実施し、業界最速のスピードを実現しました。 内製化やアジャイル開発の開始から6年が経過し、日経では開発部門だけでなく、全社的な組織改革に着手しています。そこで、同社の現役プロダクトマネージャーに、日経が挑戦する開発の現場の“いま”についてお伺いしました。 ■自己紹介(右から) 情報サービスユニット 斎藤祐也(さいとう・ゆうや)さん デジタル編成ユニット プロダクトマネージャー武市大志(たけいち・たいし)さん デジタル編成ユニット 西馬一
今回はソフトウェアエンジニアじゃない人や学生にも、ソフトウェアエンジニアという職業には夢があるかもしれないと思ってもらうために書いています。そのため既に詳しい方からすると回りくどい説明も多いと思いますがご容赦下さい。 基本的に記事とかには技術的なことしか書かないスタンスでやってきましたが、今回の件はさすがに誰かに伝えておくべきだろうということで長々と垂れ流しました。 概要 GW中に趣味で開発したソフトウェアを無料で公開したところAqua Securityという海外企業(アメリカとイスラエルが本社)から買収の申し出を受け、最終的に譲渡したという話です。さらに譲渡するだけでなく、Aqua Securityの社員として雇われて自分のソフトウェア開発を続けることになっています。つまり趣味でやっていたことを仕事として続けるということになります。 少なくとも自分の知る限り一個人で開発していたソフトウェ
皆さん、こんにちは。Backlogチームは2018年に、Backlogのビジョン・ミッション・バリューを整理しました。そのときの経験をもとに、Backlogが15年にわたってユーザーの皆さんに愛されてきた理由を考えたので、Backlogの誕生の歴史とともに振り返ります。 簡単に自己紹介 小久保と言います。名古屋市在住です。今年で入社して2年経ちました。 ヌーラボではちょっと変わった働き方をしてますので興味があるかたはこちらをご覧ください。 福岡の会社に名古屋からリモートで働きながら毎週あちこち新幹線で移動する生活 最近は主にBacklogの開発チームのなかで、チーム全体の生産性を向上させるための仕組みづくりをやっていることが多いです。 プロダクトに関する仕事だと、ちょっと前にチャット連携をチームのみんなとリリースしました。 Backlogのチャット連携強化!Typetalk、Slack、C
創業80年超の映像コミュニケーションカンパニーIMAGICA Lab.が取り組むITツールの活用 ーーIMAGICA Lab.の事業概要について教えてください。 加藤欧一郎(以下、加藤):IMAGICA Lab.(イマジカラボ)は1935年にフィルムの現像を目的とした商業ラボとして設立された映像技術サービス会社です。 映像の会社というと、企画・制作が想起されがちですが、弊社のメイン事業は、プロデューサーや監督が企画・演出した映像作品が世に送り出される前の最終仕上げをする、ポストプロダクションと呼ばれる各種映像技術サービス、およびシステム開発です。 具体的には、映画・TV番組・CM・PR等における映像編集(テロップ入れやノイズ除去など)や音声編集(MAと言われる音声仕上げ)、フィルム素材の現像や4K変換、CGやVFXなどがあります。 IMAGICA Lab. 開発営業部 映像マーケティンググ
はじめに 先日、Rubyプログラマが本職である僕が、なぜか地元・兵庫県西脇市の中学校で情報モラル教育に関する講演をしてきました。 このエントリではなんでそんなことになったのか、そしてどんなことを話したのか、といった話を書いていきます。 【もくじ】 はじめに 講演を依頼されたいきさつ 去年の情報モラル講演会は本当にひどかった 今年は誰かな〜? → えっ、僕!? 当日使用したスライド この講演で伝えたかったこと 「スマホやSNSは怖い」だけでは終わらせない トラブルに遭遇したら大人に頼る(一人で解決しようとしない) リスクを語るときは、必ず予防策と対処法をセットで伝える テクニカルな解決策(設定の変更等)は重視しない 大人だって失敗したり、ちゃんとできてなかったりすることを伝える 生徒さんたちの感想 その他の裏話等 「経験がない&時間がない」で、かなり準備が大変だった 信頼が置ける専門家の方た
DOZAN11(元 三木道三)とXamarin開発の第一人者が語る、アーティストと開発者の協創とコミュニケーションのヒント スマートフォン向け音楽自動生成&動画作成アプリ「mupic」は、画像の色を解析して、その配色や明るさなどから出来たオリジナルの楽曲が付いた動画を保存できるプロダクト。このアプリケーションの開発を手がけたのは「Lifetime Respect」で爆発的なヒットをした三木道三ことDOZAN11氏とXamarin開発の国内第一人者でもある青柳臣一氏が代表取締役を務める「株式会社ディーバ」。 mupicの開発秘話から垣間見えた、アーティストと開発者、ユーザーとの「協創」の精神。それを実現するための「コミュニケーションのヒント」についてお話をお伺いした。 ■プロフィール(写真左から) DOZAN11:96年、「三木道三」名義でジャマイカ拠点のレーベルからデビュー。2001年に発
チームの自己組織化を支援する役割として、「アジャイルコーチ」が近年注目されています。 2019年6月25日に、株式会社ヌーラボとギルドワークス株式会社の現役アジャイルコーチが、組織支援の経験や取り組みをお話しする「アジャイルコーチ。社内と社外の違いって?」イベントが開催されました。 社内から組織の改善を支援するアジャイルコーチと、社外の立場から組織改善の支援をする社外アジャイルコーチによって語られた、アジャイルコーチの仕事内容と求められる役割、スクラムマスターとの違いについてレポートします。 アジャイルコーチって何するの?(社内編) 最初に登壇したのは、株式会社ヌーラボの中村知成さん。中村さんは1、2年前まではコーチ的な動き方をしており、イベントではそのときの経験をお話ししてくださいました。 ▲株式会社ヌーラボ 中村知成さん 2006年にメーカー系SIerにエンジニアとして入社。2009年
この記事は公開されてから1年以上経過しています。 仕様やUI(画面)は現行バージョンと異なる可能性があります。 Cacooの最新版についてはこちらからご確認ください。 Cacoo塾の塾長、平山です。Cacooの使い方や機能紹介を毎月お届けしているCacoo塾ですが、開塾から約1年を迎えました!そこで今回は、約2年におよぶCacooの「進化」をまとめてご紹介します。 現在Cacooを利用されている方はもちろん「数年前にCacooを使っていたけど最近はそういえば使っていないな」という方は、2017年に実施したHTML5化対応以降のCacooの著しい進化をぜひご覧ください! 変革の狼煙~エディターのHTML5化、マイクロサービス化 エディターのHTML5化 2017年8月まで、Cacooはエディター(図の編集画面)にFlashという技術を使っていましたが、当時はパフォーマンスやセキュリティの問題
ウェブサイトやシステムの複雑なデータベースの構造を可視化したいときは「ER図」を活用しましょう。ER図はデータベースの設計図として役立ちます。 データベースの構造によっては、ER図(実体関連モデル図)よりも詳細な要素を含んだEER図(拡張実体関連モデル図)を設計図として利用することをおすすめします。 本記事では、ER図とEER図の基本と違い、ER図の作成ツールの選び方を図を交えてご紹介します。 ER図とは ER(Entity Relationship)は「実体関連モデル」と呼ばれています。主にデータベースや情報システムでデータを編成するときの設計図として使われています。 ER図では、データベースを構成するデータのまとまりを「エンティティ」と呼ばれる四角形で表します。そして、データ同士を「リレーション」と呼ばれる線で結び「カーディナリティ」と呼ばれる記法で相互の関係性を示します。 概念データ
海外カンファレンス行ったときに参加者と全然話せなくて英語喋れたらなと思ったけど、そもそも日本語でもあまり話せなかった(;ω;)中村です。 突然ですが、アジャイルなチームになるためのアイデア集「101 ideas for agile teams」を知っていますか? 本記事では、2ヶ月間1日1つずつ「101 ideas for agile teams」から、チームワークに活かせると感じたアイデアを日本語でまとめた結果、僕が学んだことをご紹介します。 101 ideas for agile teamsとは 2016年からMediumに投稿されている記事に『101 ideas for agile teams – a collection of ideas on how to improve team work in an agile team –』という英語の連載があります。ざっくり訳すと、アジャ
鼻水が止まらなくなったのでとうとう花粉症デビューかと震えていたけど、単に風邪引いただけっぽい中村です、こんにちは。 前回の記事では、チームの規模と性質について解説しました。本記事では、チームの規模に応じた適切な行動についてご紹介します。小規模チーム(1人から3人)と中規模チーム(3人から9人)のそれぞれの特性と規模に応じた行動や手法について考察していきます。 小規模チームの特性「意思決定」 1人から3人程度の小規模なチームでは、意思決定を下すのに適切です。小規模なチームの中でも、いくつかパターンがあります。 1人 1人では、パターンの選択の余地はありません。ですが、1人でじっくり考える時間は必要です。 前回の記事で取り上げた「社会的手抜き」に説明されるように、複数人での会話ばかりだと自分で考えずに声の大きな人に流されるということが無意識のうちに起こりえます。 うまく設計されたワークショップ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く