僕お得意の後だしジャンケン的話ですが。 自分には 「自分に時々湧き起こる『パートナーがほしい』という気持ちは、結局はほぼ『SEXがしたい』という劣情だろう」 という長年の疑念がありました。 そのように、僕は自分の旺盛な性欲を侮蔑していた一方で、 「恋愛しない人間は変」という現代の風潮/イデオロギーも、「無思考すぎる」という意味で軽蔑していました。 つまるところ、「恋愛」など、性欲とイデオロギーの、醜悪極まりない結晶ではないだろうか。 では、 旺盛な性欲から解放され、恋愛に対する現代社会のイデオロギーの洗脳が解ければ、僕は「一人で生きていこう」と思うのだろ うか? この疑問に、そろそろ決着を着けなくてはなるまい。 僕は27歳にもなって、劣悪で程度の低いこの問題に、いまだにしばしば足をとられるのだ。 僕はもう、ノータリンでも許される学生様ではないのだ。 イデオロギーからはすでに解放されている自