撮影:関根大樹 写真家・関根大樹さんの作品展「Wandering Nature」が10月30日から東京・丸の内のエプサイトギャラリーで開催される。関根さんに話を聞いた。 【写真】作品の続きはこちら 最初、「Wandering Nature」というタイトルを目にしたとき、てっきり森の中をさまようようにして写した写真だと思ったのだが、目にした作品はまるで違った。自然とは正反対。都市を写した写真なのだ。まず、そのギャップに引かれたことを関根さんに伝えると、「それをちょっとねらったところもありまして」と、真剣な表情で語る。 「ネイチャーと聞いて、みなさんが思い浮かべるのは山や川、森だと思いますけれど、こちらが私にとってのネイチャーですよ、みたいな。この言葉に引かれた人をちょっと裏切るような感じを打ち出してみたかった、というところはあります」 東京・目黒区で生まれ育った関根さんにとって、都市は「ただ
![写真家・関根大樹 自然としての都市。写したかったのはその重層性 | AERA dot. (アエラドット)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/90a9c3792f1b10d4bbe529f285607f6a2037700d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Faeradot.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2F0%2F1200xm%2Fimg_60e363967243ece9f0754be8af2441c0109618.jpg)