12巻P242から 「――どうかな?」 ――卒業まで、二人は期間限定の恋人になる。 ――卒業したら、二人は普通の兄妹に戻る。 桐乃が願ったのは、好き合っている兄妹の現実的な落としどころだった まるでいつもの……人生相談のお願いのような言い方だったよ。 色んな意味で――短くて、大切なお願い。 『俺たちの悩み』のすべてが詰まった台詞だった。 俺は―― 「桐乃、俺は今まで沢山お前の無茶な人生相談にのってきた。 エロゲーをやらされたり、買いに行かされたり。 エロゲーを棄てようとしたお前を止めようとしたり」 「京介・・・・・・」 「その度に俺は思ったんだ。 お前はエロゲーが好きな変な奴だけど、好きなものを好きだと言って諦めないのはスゲーって。 なあ、俺は好きな物を諦めないお前が好きなんだ」 告白が成功して、気持ちが通じ合っても。 現実的な落としどころを見つけなくてはならない。 でも、妹が自分の好きな
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