兵庫県の西脇市は30日、同市太陽光発電所(多可町中区)のソーラーパネルに取り付けられた銅製の電線約2トン(約370万円相当)が盗まれたと発表した。 同市によると、29日午前、庁舎1階ロビーのモニターで発電量がゼロになっていることに市職員が気付き、補修委託業者(神戸市)に連絡。同日午後2時40分ごろ、業者が盗難を確認し、同日、市は西脇署に被害届を出した。発電は22日から止まっていたという。 同発電所は同市が約1・8ヘクタールの敷地にパネル8224枚を設置し、昨年10月から稼働している。出力規模約1・4メガワット。東京の新電力事業者に売電し、1日平均約19万円の収入を得ていた。 施設は高さ約1・8メートルのフェンスで囲まれているが、入り口の南京(なんきん)錠が切断され、発電した電流を家庭用に変換する機械とソーラーパネルをつなぐ電線が約100メートルにわたって48本(総延長3918メートル