朝日新聞珊瑚記事捏造事件(あさひしんぶんさんごきじねつぞうじけん)は、1989年(平成元年)に沖縄県西表島に於いて、朝日新聞社カメラマン本田嘉郎が、珊瑚に「K・Y」という彫り傷を自作自演でつけ落書きがあったかのように偽装し、その写真をもとに新聞記事を捏造した虚報事件である[1]。『サンゴ事件』とも称される[2][3]。 事件の経過[編集] 記事掲載[編集] 朝日新聞(東京本社版[注釈 1])は、1989年(平成元年)4月20日夕刊1面の連載企画「写'89『地球は何色?』」で、高さ4メートル、周囲20メートルという世界最大級のアザミサンゴに「落書きがあることを発見した」として、6段抜きのカラー写真と共に、以下の記事を掲載した[4]。 「サンゴ汚したK・Yってだれだ」 これは一体なんのつもりだろう。沖縄・八重山群島西表島の西端、崎山湾へ、長径八メートルという巨大なアザミサンゴを撮影に行った私た
2011年3月11日、東日本を襲った大地震は、日本人の原発に対する思いまで変えてしまった。これまで「原発は安全だ」と言われ続けてきて、原発に対して盲目的な信用を置いてきた一般市民の多くが、それは間違いだったことに気づいたはずだ。原発とどう向き合っていけばいいのか。九州大学副学長で福島原発事故の政府事故調査委員会のメンバーである吉岡斉氏に、原発に対する考え方とこれからの方向性を聞いた。 <危険度ABCでランク付けを> ――それだけ危険な原発を、まだ電力会社は稼働させたいとしています。今回の事故を見てもわかるように、一企業では到底手に負えないシロモノです。止めればいいといっても、お金もかかりますし、代替エネルギーも考えなければなりません。原発は現実に存在しています。そうすると、今ある原発をどうするべきと、お考えですか。 吉岡 今からしばらくの間のことに限定するならば、何年間かは止めざるを得ない
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