いまでも500万人近くがリモートワークをしているというイタリアだが、9月半ばに入り学校などが再開され都市の活気は増してきている。 イタリア政府はコロナの復興支援が本格化する機会に、再生可能エネルギーや省エネルギーへの投資を大幅に拡充すべきだとして、都市計画や経済対策を「グリーンリカバリー」を主軸に進めて行く姿勢を鮮明にしている。 エコサステナブル総合デパート誕生へ そんな中で北イタリアの都市トリノに拠点を持つイタリアの小売・外食事業大手であるEATALY社(以下、イータリー)が12月の開店に向けて急ピッチで進めているのが、エコサステナブル総合デパート「Green Pea」の開発だ。 イータリーは2007年の創業以来イタリアに特化した食のセレクトショップとして東京やニューヨークにも支店を持つ世界的な企業である。 10周年を迎えた2017年にはボローニャに食と農業の総合エコテーマパークFICO