「日本人はアレグロの音楽を書けない」……と断言までしたかどうは忘れてしまったが、そんなニュアンスの言葉をたしか武満徹が語っていた。モーツアルトのように天衣無縫の軽快な音楽は書けない、という意味なのか、あるいは、ただ快速なテンポを維持する音楽が書けない、という意味なのか。 たしかに、「レントの作曲家」といわれる武満の音楽に代表されるように、日本の作曲家の作品には曲中にAllegroの速度指定が出て来たとしても、どこか刹那的で、ドライブ感を伴った速いテンポが曲を通して持続するような作品は少ないように思われる。 そんななかで例外的だと思ったのは、矢代秋雄。 傑作と呼ばれるピアノ協奏曲はじめ、弦楽四重奏曲、交響曲第1番などのAllegro楽章では「日本人離れ」したスピード感あふれる音楽を聴くことができる。 どれも暗い楽想に貫かれて、天衣無縫のAllegroとは対極にあるような音楽ばかりだが、最後ま
朝六時までポチポチと原稿に手を入れ、それから少し眠る。眠くて眠くてしかたがないが、頭の上で「しま」がミャアミャア鳴いて昼前に起されて、バタバタと準備をして、独り日本橋まで。久しぶりの「in→dependent theatre 1st」で、「はちきれることのないブラウスの会」*1の第一回公演『太陽にホエール』をみにゆく。 客席には『ルルドの森』の主演男優H氏が坐っていて、先日の舞台のこと、彼の「アジト」のことなどを開演前に話す。今度シャンハイからシンセンに行くらしく、磯崎新が見られていいなぁ、と。H氏はコールハースがお好きらしい。 さて、お芝居のほうは、タイトルにある「太陽」とは七曲署のほうではなくて、『太陽を盗んだ男』のほうのそれだった。ただし此処には、菅原文太(的な存在)は、決して出てこない。寧ろ、そのような強烈な「父」を担い得る「男」が登場するのならば、この演劇は成立し得ない。なぜなら
2012年02月07日17:48 カテゴリ矢代秋雄 矢代秋雄「ピアノ協奏曲」「交響曲」 p:岡田博美 湯浅卓雄指揮アルスター管弦楽団 矢代秋雄:ピアノ協奏曲/交響曲 クチコミを見る どこかで戦後日本のクラシック作品の中の素晴らしいものとして、矢代秋雄のピアノ協奏曲が挙げてあったので聴いてみた。 矢代秋雄は1929年(昭和4年)生まれの作曲家で、東京の裕福な家庭に生まれた。父は西洋美術、美術史を専門とする評論家、母はアマチュアのヒ。アニストだった。家には母が弾くピアノやクラシック音楽のレコードが山のようにあったそうだ。何という羨ましい環境。昭和4年生まれと言えば、私の父より5歳年上だ。父は生前「音楽なんてちんどん屋がすることだ」とよく言っており、クラシック音楽を聴くなんて信じられない!西洋美術なんて見たこともない!というごく普通の人間だったが、それと比べて矢代のなんと恵まれていた事か。そんな
パパ活専門の物に比べるとやや安めです。ラブアンではありません。まず会員数の多い他のパパ活サイト、パパ活アプリと言ったパパ活女子は、身バレする要素はたくさんありますので、そこから考えると利用料金は他のアプリよりもかなり高い。パパ活目的の質の良 シュガーダディ シュガーダディは安全性を第一に考えて、女性はその対価として性的サービスや恋愛関係を求めるのではデートに進めない状況でしたが、パパ活とは違い、基本的にパパ活とは会いたくないということです。 というのも、このシュガーダディですがコロナで不安な人にもぴったりです。 露出度の高い服装は、顔のアップ画像でプロフィールをタップしてみてください。 私の友達でも太パパをゲットするチャンスが広がります。24時間監視体制やお断り機能もあるので安心しています。 ペイターズは自分からいいねしもしました。シュガーダディーは短期間のうちにテンポ良くデートに繋がりま
昨年は大変お世話になりました 本年も皆さまにとって、素敵な一年でありますよう さて。大晦日から我が家はおせち作りでてんやわんや。 ほとんどが母と私の合作なのですが、 作らなかった田作りなどは、朝から築地に買い出しに行き 今年のハセガワ家は、こんなおせちになりました そして元旦からの弾き初めは、矢代秋雄さんのコンツェルト。 5月に東京フィルさんと共演予定。 目下、このコンツェルトの譜読みに専念していますが、 3日間も何の用もなく、来客もなく、何日も続けて 練習に専念出来るのはお正月ならでは、です。 楽譜を眺めては弾き、弾いては眺め・・・ まだまだ簡単にはこの曲の持つ懐に入れてもらえませんが、 少しずつ曲の存在が親しく感じられるようになってきました。 明日からまた通常の毎日が始まります。 皆さまも明日からは仕事始めの方が多いのでしょうか。 お正月明け、お互い頑張ってエンジンかけていきましょう
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9024778 本書で作曲家・矢代秋雄の言葉が引かれている。「私が望むよい演奏とは、私が楽譜に書ききれなかったことを推察し、見出し、解釈し、具体的に示してくれるようなものを指すのである。」(p.129)これは演奏(に限らず小説や映画)といった実践的な行為は、作品であると同時に批評でもあるということを思い出させてくれる。本書でスポーツ(水泳、体操、フィギュアスケートなど)との相違が語られる場面では粗さが目立つものの、さすがに演奏、練習法、環境、楽器、音楽界等々の認識には具体性が常に伴って実証的なので面白かった。 ピアニストは指先で考える (中公文庫) 作者: 青柳いづみこ出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/12/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る
矢代秋雄(作曲家)が書いた三島由紀夫の自殺の雑誌記事を見たい。自殺は1970.11.25で、確か12月頃の週刊誌だったと思う。旅行に同行した時のことが書かれている。 以下のような探索方法で関係資料にあたった。 ■週刊誌記事を探す 『大宅壮一文庫雑誌記事索引総目録 人名編』 「三島由紀夫」関連記事中に矢代秋雄の署名記事はなし。 1970年11月25日以降から翌年1月末までの週刊誌の現物内容を確認する。『週刊朝日』『サンデー毎日』『週刊文春』『週刊新潮』(「週刊読売」は所蔵なし) 《NDL-OPAC(雑索)》著者名〈矢代秋雄〉で検索。ヒットした記事は三島の自殺前のもののみ。 ■矢代秋雄の著作(評論・エッセイ) 『オルフェオの死』『音楽における郷愁』『矢代秋雄音楽の世界』 ■三島由紀夫関連の文献目録 『三島由紀夫全文献目録』『三島由紀夫 (書誌研究の会叢刊 1)』『資料三島由紀夫 再訂』『三島由
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