連載第3回となる今回は、Rhodesがどのように動いているのかを覗いてみる。前回使用したソースを見ながら、Rhodesでのデータ処理やDBとのやり取り、どのように画面生成を行っているのかを見ていきたい。 Rhodesのアーキテクチャ Rhodesで作成されたアプリは、他のマルチプラットフォーム対応のフレームワークとは少し違うアーキテクチャとなっている。 上図の構成図はおおざっぱに記述したものだが、Rhodesの中には実はRuby VM(Ruby1.9.1/XRuby)が搭載されており、その上で外部拡張が用意され、さらにはWebサーバーまで搭載されている。まるで、Webアプリケーションがサーバーも含めそのまま一つのアプリとして提供されている形だ。このRuby VMを各スマートフォンのOSごとに用意することで、一つのソースで多数のプラットフォームへの対応を実現している。 一見Apple社の「A