株式会社アプレッソ 代表取締役副社長 CTO 小野和俊氏 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)環境情報学部卒業後、サン・マイクロシステムズ株式会社にてJava、XML関連の技術を担当。2000年にはSun Microsystems,Inc(米国本社)にてサイジング自動化ツール「Tahoe」を開発。現在、株式会社アプレッソ代表取締役副社長CTOとしてデータ連携プラットフォーム「DataSpider」を開発。 今回は、弊社製品DataSpiderの開発でペルソナ/シナリオ法がどのように使われたかを題材に解説していきます。DataSpiderは、いろいろな形式のデータをやり取りできるミドルウェアで、GUI操作を実現しています(※1)。 まず、おさらいを兼ねて問題提起します。ソフトウェア開発の要件定義フェイズで機能要件を定義していく中で、抜け落ちてしまいがちなものがあります。それは操作要件です