Kenichiro MITSUDASoftware Engineer at Research Institute of Systems Planning, Inc.
The Qiita Advent Calendar 2017 is supported by the following companies, organizations, and services.
ドワンゴがニコ動の画像配信向けにFPGAエンジニアを募集したり、マイクロソフトはBingをFPGA実装したり、Baiduもディープラーニングの高速化にFPGAを導入したりと、なんだか世の中急にハードウェアくさくなってきた。IoTとは違う意味で。 金融分野ではすでにCPUでは遅すぎてFPGAによるナノ秒単位の株取引が行われているって記事を書いたのは2年前だけど、ここ数年はIntelのCPUのクロックもあまり上がらなくなってきたし、Fusion-ioやNetezzaといった大手御用達のハイエンド鬼速ストレージも、フタを開ければ中身はすでにFPGAに移行済み。IBMが最近出したData Engine for NoSQLという製品ではPOWER8プロセッサにFPGAを直付けしてRedisを高速化したり。いよいよデータセンターにも、先の見えないCPUに代わってFPGAやGPUを導入する波が押し寄せつ
IBMのPOWER8が昨年8月に発表されたとき、ひときわ怪しかったのがCAPIなる機能。 From https://twitter.com/Daniel_Bowers/status/372101503936253952 CAPIはCoherence Attache Processor Interfaceの略で、外部ハードウェア上のメモリとCPUキャッシュ間のコヒーレンス(整合性)をものっすごい高帯域で維持してくれるインタフェース。そして注目すべきは、その外部ハードウェアとして左下にちらっと「FPGA or ASIC」と書かれていること。つまりIBMは、POWER8を外部のFPGAやASICとつないで、それをほとんどCPUの一部分のような速度で使うための仕組みを用意した、というわけだ。 これを見て、うーむ、こいつはPOWER8とFPGAの組み合わせで何か面白いもの出してくるな! とニラんでと
一般的なCPUとメモリーを組み合わせた情報処理システムに比べて、データ検索やデータマイニングなどの処理速度を従来比100万倍など、桁違いに高速化できるメモリー型コンピューティング技術を、ベンチャー企業のエイ・オー・テクノロジーズが開発している。インメモリー・データベースやビッグデータ解析、DNA解析などへの応用を目指す。 開発したのは、データベース検索チップ「Data Base Processor(DBP)」。この1月にFPGA版の試作品が完成する。共同開発者の電気通信大学 大学院 情報理工学研究科 先進理工学専攻 准教授の範公可氏が、技術の詳細を2014年2月14日に開催される科学技術振興機構(JST)主催の「分野別 ビッグデータ 新技術説明会」で発表する(関連ページ)。 これまでのCPUとメモリーを組み合わせた情報処理システムでは、データ検索などを行う際に、データを探しやすくするための
スタンフォード大学のMichael Flynn教授は、SIMD、MIMDなどのコンピュータの区分を提唱したことなどで有名なコンピュータアーキテクチャ界の重鎮である。Flynn教授は2010年6月1日から筑波で開催されるInternational Conference on Supercomputing(ICS'10)のために来日しており、5月24日に慶応大学で特別講義を行った。今回の特別講義は、ICS'10初日となる6月1日の午後に予定されているFlynn教授を始めとする4人の講師陣によるチュートリアルのあらすじを説明するというものであった。 Flynn教授はFPGAで計算速度を飛躍的に改善するMaxeler Technologiesという会社を設立しており、すでに、同社は石油探査会社などにFPGAベースのアクセラレータを販売した実績がある。 海底油田の探査では、母船からパルス音を発生させ
金融系でFPGAというとHFTへの応用が知られてるけど、この事例はリアルタイムトレードの話ではない。金融業務で必要とされるバッチ処理やHPC(High Performance Computing)でもFPGAが本格的に使われ始めてるという話だ。 元ネタは、2011年にJP Morgan Chaseの人がスタンフォード大学で講演した内容。このビデオを見ていたらとっっっても面白かったので、 #fpgax 第3回で使う資料として要点を訳し、俺のコメントや補足を追加してみた。 http://www.youtube.com/watch?v=9NqX1ETADn0 (スライドはこちら) なお、FPGAも金融も素人なので、勘違いや誤訳があるかもしれない。FPGAとは何かよく知らない人はこちらをどうぞ。 リーマン・ショック対策のスパコン開発 JP Morgan Chaseは、社債やモーゲージ(不動産を担保
2013年に入って、急速にFPGAの業界がにぎやかになっている。2月にはAchronix SemiconductorがIntelの22nmプロセスを使って製造したSpeedster 22iの出荷を開始し、3月にはTabulaが同じくIntelの22nmプロセスを使ったABAX2 P1シリーズのリファレンスデザインの出荷を開始した。一方Alteraはやはり2月に、次世代製品をIntelの14nmプロセスを使って製造する事を発表している。こうした活発な動きを競合ベンダーが見せている一方で、大手FPGAベンダであるXilinxからは次世代製品に関する話題があまり上がって来ない。もちろん昨年には20nmプロセスの8 Seriesに関する説明があったり、Zynq-7100シリーズが発表されたりと話題そのものはあるのだが、特に1xnm世代に関する議論は今のところまったく無く、ちょっと寂しい状況である。
FPGAでエクストリームなコンピューティングの会という謎の勉強会に呼ばれたので参加してきました。僕も発表する予定だったのですが、時間が取れず今回は発表無しでした。時系列gdgdで感想を。 FPGAで証券取引の話がとても面白かったです。話を聞くまでは証券取引の記事にでてくる数msというのがFPGAだったら余裕で、FPGAなめんなと思っていました。FPGAの中にCPU乗せてCで書いたアルゴリズムがCPU上で走っているのかなと勝手に想像していました。しかし、良く話を聞いていると、msは発注するまでの許容時間の話で、実際にFPGAとして応答しないといけない時間は20us程度、結構厳しい速度ですね。ふと確認したら高位合成のHandel-Cで有名なセロクシカが、完全に金融に移行していて驚きました。 FPGAでWebサーバとFPGAで高速のデータベース処理は、いまいち使われている技術の違いが分かりません
2. 三好健文 - e-trees. Japan, Inc. 東工大→東大→東工大→電通大→現在 コンパイラとかHW/SW協調設計とか 囲碁専用ハードウェア CUDA/MPIコンパイラ ネットワーク処理の専用ハードウェア化 ストリーム処理専用アーキテクチャ JavaRock 2 2012.8.17 @虎ノ門 3. FPGAとは? 本章では,高位設計言語である Bluespec System Verilog を紹介する.こ の言語では,コンパイル時にしっかりエラー検出ができ,また,さまざまなライブ ラリも提供している.FPGA や ASIC が大規模化し複雑な回路を設計する機会が Field Programmable Gate Array 増えてきた今,知っておくべき技術だろう. (編集部) 三好 健文 論理回路・データパスを自由に作り込める Verilog HDL や VHDL を使った設
はたから見てると、FPGAとArduinoとRasberry PIって、なんか小さくてデバイス挿して使ってて似たもののように見えるかもしれません。 そんな中、どこが違うの?って思ってる人もいるかと思ったので、それぞれの違いと、そしてそこから得られる技術者としての知識をまとめてみます。 まあ、得られる知識として「それぞれのデバイスの使い方と周辺環境」ってのはありますが、それは当然として。「それぞれのデバイスの使い方と周辺環境」を得るメリットがわかる比較としてまとめたいと思います。 根底は「なんで最近FPGAをやってるか」っていうことの説明なので、そういうバイアスがあると思ってください。 FPGAというのはチップの種類なので、実際にはDE0などのFPGA評価ボードとの比較ですが。中でもDE0-nanoは大きさや価格を考えると、豪華なArduinoくらいの位置づけとして出してきたようにも見えます
FPGAをさわってたら、なんかパイプラインとかキャッシュとか複合命令を考えなければCPUつくるのはそんなに難しくないなーと思い始めて、いろいろぽわわ〜んとなって仕事が手につかないので、とりあえず命令表をまとめてみた。 DE0のFPGA内蔵RAMを前提にするので、メモリ空間が32KBくらいしか取れないので、Z80/8080をベースにした。 PUSH/POPやCALL/RETなど、スタックを使う命令も、実質2命令になるので実装がめんどくさそうなのではずした。あと、「ADD A,(HL)」みたいな、読み込みつつ計算するものは、メモり読み込みのタイミングがずれて作りにくいので、はずした。 代わりに、VWレジスタという、メモリ値やスタックの値を退避するためのレジスタを用意して、それぞれの処理を分解した。ついでに、掛け算・割り算の命令を追加した。 ようするに、CISCだったのをRISCに分解した。 こ
ここのところ重度のFPGA中二病にかかってしまい、冬休み中もDE0ざんまいな日々。気になっていた金融のHFT(high frequency trading:大手投資銀行等がμ秒単位の超高速で株式等を売り買いしてる恐ろしい市場)におけるFPGA利用状況について、HFT Reviewにこってりしたレポート(HFT業界のベンダー各社にインタビューしたもの)が載っていたので、勢い余って面白かった部分を超訳してしまった。 元ネタはこちら: FPGA & Hardware Accelerated Trading, Part One - Who, What, Where and Why? FPGA & Hardware Accelerated Trading, Part Two - Alternative Approaches FPGA & Hardware Accelerated Trading, P
サポートサイト著者によるサポートページが公開されています→『FPGAでCPUを作ろう』サポートページ 書誌情報 著者: 岸本誠 発行日: 2012-03-21 最終更新日: 2012-06-22 バージョン: 1.0.0 ページ数: 112ページ(A4PDF版換算) 対応フォーマット: EPUB, PDF 出版社: 達人出版会 対象読者 プロセッサの設計方法についての知識はあるが、FPGA を使ったりといった電子工作の経験はない、という方。あるいは、電子工作の経験はあるが、プロセッサの設計方法はよくわからない、という方。 著者について 岸本誠 計算機科学を専攻した後、プログラマとして働く。プログラマとしてした仕事としては、Globus Toolkit と計算アプリケーションの間で使うミドルウェアに関係した開発と調査だったが、GT 3 と 4 で採用されていた XML ウェブサービス( SO
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20110502/268840/?rt=nocnt [nikkeibp.co.jp] 会員サイトなので、興味深いところを抜き出す。 > 価格に関しては,市販のスーパーコンピュータに匹敵する性能で,1/100~1/1000の価格になるとの説明だった。「なぜ,安価にできるのか」と聞くと,Maxelerのアクセラレータはある問題に特化したコンピュータだからだという答えが返ってきた。ある問題とは,基本的に制御が必要でない大規模なデータフロー・グラフに帰着できる問題をいう。ハードウェアとしては,非常に段数の大きなパイプラインになる。J.P.MorganやChevronの適用例では,400~500段のパイプラインが複数のFPGAに実装されているという(なお,規模の小さなパイプラインだと,Maxelerのアクセラレータを導入す
アルテラがARMコア搭載FPGAを発表、仮想プロトタイプ環境も用意:プログラマブルロジック FPGA(1/2 ページ) 28nm世代の最先端FPGAにアームのプロセッサコア「Cortex-A9 MPCore」をハードIPとして集積する。最大の競合であるザイリンクスも同様のFPGA派生製品を発表済みだ。アルテラは差異化点として、ハードウェア性能の高さや仮想プロトタイピング環境などを挙げる。 FPGA大手ベンダーのアルテラ(Altera)は2011年10月12日、アーム(ARM)のプロセッサコア「Cortex-A9 MPCore」をハードIPとして集積するFPGA製品群「SoC FPGA(エスオーシー・エフピージーエーと発音する)」を発表した(図1)。28nm世代の製造技術を適用する次世代FPGA群のうち、低コストファミリ「Cyclone V」とミッドレンジファミリ「Arria V」をベースに
SUZAKU-Sは、FPGAに低価格なSpartan-3/Spartan-3Eを搭載し、CPUコアとしてソフトプロセッサのMicroblazeを採用しているCPUボードです。MMU不要のuClinuxによるOS環境を提供しています。 Linux対応 標準OSにLinux(kernel 2.4)を採用しており、豊富なソフトウェア資産と実績のある安定性を提供します。 自由自在に拡張 XilinxのFPGA(Spartan-3/Spartan-3E)を採用し、CPUコアの他、様々な周辺回路をFPGA内部に実現できます。86本の拡張I/Oピンにより、小型ながらボード外部への拡張も容易に行なえます。 ネットワーク対応 LAN I/F(10BASE-T/100BASE-TX)とLinuxのTCP/IPプロトコルスタックを組合せ、容易にネットワーク対応機器の開発を実現します。 幅広い応用範囲 FPGAや
スライド1: 300円液晶と300円液晶とFPGAFPGAで作る で作る動画再生システムの設計2009年 3月 21日ニコニコ技術部PLDアプリケーション開発課撮影できますP (ccutchy) スライド2: 自己紹介・ 撮影できますP (中の人:ccutchy)・ VOCALOIDのプロデューサー・ ニコニコ技術部の半導体技術部員▼sm5042812▲sm31786062009/03/21 SMPD012 300円液晶とFPGAによる動作再生システムの設計 撮影できますP 2 スライド3: もくじ・イントロダクションイントロダクション・仕様検討と設計・実機評価とデバッグ・まとめ2009/03/21 SMPD012 300円液晶とFPGAによる動作再生システムの設計 撮影できますP 3 スライド4: 動機・ ネギを振って1年4ヶ月...ネギ・ 基板を起こしたし・ 自作自演もしてみた・
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く