高橋&トラン組は今季のジュニアグランプリファイナルで優勝。シニアでも大活躍を見せる【Getty Images】 高橋成美がカナダ人のマーヴィン・トランとペアを組んで4年が経つ。今年の3月には世界ジュニア選手権で銀メダルを獲得し、今シーズンよりシニアグランプリへ本格的に参戦。NHK杯で3位、ロシア杯では2位の成績を収めた。また、ジュニアグランプリにも引き続き出場し、グランプリファイナルでは優勝を手にするなど、前半に出場した5試合すべてで表彰台に立つ大活躍を見せた(※フィギュアスケート4種目中、ペアのみジュニア&シニアのグランプリ掛け持ちが可能)。 男女シングルでは世界的な強さを誇る日本のフィギュアスケートだが、カップル種目はまだなじみが薄く、ペアも現在はただ一組しか存在しない。シングルだけでは語り切れないフィギュアスケートの奥深さを教えてくれる高橋&トラン組。シーズン後半の活躍を期待しつつ
フィギュアスケートのペアで高橋成美(20)=木下ク=と組んで3月の世界選手権で銅メダルを獲得したカナダ人のマービン・トラン(21)が、日本代表として2014年ソチ冬季五輪に出場するため日本国籍取得を目指すことが22日、分かった。 同選手に近い関係者は、トランが今季の活躍で自信を深め「日本の一員として五輪に出たいという気持ちになった」と明かした。ソチ五輪で初採用される団体戦と同じような方式で争われた世界国別対抗戦で日本の初優勝に貢献したトランは同日、「五輪は誰もが目指す目標。チームに貢献できることが分かった」と話した。 日本国籍取得には「5年以上日本に住所を有すること」など諸条件を満たす必要があり、現状ではトランのソチ五輪出場は厳しい。ただ、特別な功労があった外国人には特例が認められるケースもあり、日本スケート連盟の橋本聖子会長も支援する考えを示した。 ソチ五輪の団体は、日本で唯一のペ
2011年のグランプリ・ファイナル。男子シングルは前日の公式練習から、普段の試合とは少し違う空気が流れていたかもしれない。 ミハル・ブレジナ(チェコ)、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、そして羽生結弦(東北高)と、初出場の3人が名うての4回転ジャンパー。彼らを中心としたジャンプ合戦でまず火花が散り、プログラムも振りやジャンプを抜かずにフルで滑リ通してしまう選手が続く。まるで試合前の6分練習が延々続くように、前日練習にしてはかなりヒートアップ。そしてまだシーズン前半の折り返し地点であるファイナルらしくもない、異様な熱気が渦を巻いていた。若手3人の「ここで名前を上げたい!」という闘争心に引きずられるように、全選手が練習から全力で戦っていたこの日――この時点での、日本選手ふたりのコメントが面白い。 「ここにいられるだけで光栄な試合、ファイナル。今日の僕は、この雰囲気に飲まれるような練習を
世界のトップスケーターが集まる、米国の“チーム佐藤” (1/2) 佐藤有香&ジェイソン・ダンジェン夫妻インタビュー アメリカのデトロイトに拠点を構え夫妻で指導にあたる佐藤有香とジェイソン・ダンジェン。全米トップを争うジェレミー・アボットとアダム・リッポンをはじめ多くの世界トップスケーターを抱え、今季からは今井遥(日本橋女学館高)も加わった。2人の指導方針、指導環境について聞いた。 ――有香&ジェイソンご夫妻のもとに、世界のトップスケーターがひしめき合っていますね。 有香 本当に一人ずつ個人差があって、不思議なくらいに特徴のあるスケーターたちが集まっていると思います。恵まれたことですね。 ――今年からアボットの最大のライバルであるリッポンが加わりました。 ジェイソン アダムは6月にプログラム作りに来たのが最初でした。そして、もっと一緒にやりたいという事になって。でももともと教えているジ
オープニングセレモニーではリンクに日の丸が映し出され、東日本大震災の犠牲者を哀悼して黙とうがささげられた【坂本清】 フィギュアスケートの世界選手権が、ここまで色濃く社会的な色彩を帯びるのは、おそらく初めてのことだろう。東日本大震災と福島原発の事故の影響で、東京での開催が中止となって約1カ月。代替の開催地として世界の6カ国が名乗りを上げ、最終的にモスクワに決定。モスクワ市とロシアのスケート連盟は、3週間という短期間でシーズン最大の国際大会を準備するという離れ業をやってのけてしまう。開会式では日本をイメージした演出で、復興への道にあたたかいエールも送ってくれた。 世界各国の選手たち、報道陣、そしてスケートファンの日本への思いも、常に感じ続ける1週間だった。毎日のように各国の記者たちから今の日本の様子を尋ねられ、「早くまた、日本で大きな国際大会ができるようになるといいね」と、東京大会の中止を惜
・前半38分 日本 本田圭がゴール正面で左足シュート! GKチョン・ソンリョンがはじいたボールを前田が拾って折り返すが、味方には合わない ・前半37分 韓国 ゴール前にアーリークロスを送り、チ・ドンウォンがヘディングシュート! GK川島がキャッチ ・前半36分 日本 GOOOOOAL!! 左サイドで本田圭がタメを作り、長友にスルーパス。長友が裏に走り込みドリブルで持ち込む。DFを引き付けてからマイナスに折り返し、前田が押し込む。日本、完ぺきな崩しから同点に追いつく ・前半34分 韓国 カウンターからチ・ドンウォンがドリブルで中央突破。岩政をかわして一気にゴールを目指そうとするが、カバーに入った今野がクリア ・前半34分 日本 香川がドリブルで持ち込み、右サイドの前田へ。前田は香川に戻し、ゴール前にクロスを入れるが、韓国DFがヘッドでクリア ・前半32分 韓国 右サイドからのFK。
安藤美姫(トヨタ自動車)、22歳。鈴木明子(邦和スポーツランド)、25歳。 もうベテランと呼んでもいい日本人女子選手二人が、ワンツーフィニッシュを飾ったグランプリ(GP)シリーズ中国杯。二人ともが、技術面でも芸術面でも充実した演技でのメダル獲得に、ふと荒川静香、村主章枝(陽進堂)が競い咲いていたころのことを思い出してしまった。 トリノ五輪前、それまでの五輪では、3大会連続で10代の選手が女子シングルを制していたころ。日本からは24歳の荒川と25歳の村主がそろって代表に選ばれたことを、誇らしく感じたものだ。 ほっそりした少女体型で、十分な体力もある10代の選手が、女子シングルでは有利と言われて久しい。でもほんの10年ほど前には、カタリナ・ビット(東ドイツ)やクリスティ・ヤマグチ(米国)といった20代の選手が、若い選手にはない深みあるスケートを氷の上で花開かせていたのだ。その当時、世間の
バンクーバー五輪日本代表選考会を兼ねたフィギュアスケートのグランプリファイナル女子で、安藤美姫が2位となり五輪代表に内定した【坂本清】 フィギュアスケートのグランプリ(GP)・ファイナルの男女シングルフリースケーティング(FS)が5日、東京・代々木第一体育館で行われ、女子シングルで2位となった安藤美姫(トヨタ自動車)、男子シングルで2位の織田信成(関西大)が2010年2月に行われるバンクーバー五輪の代表に内定した。 前日のショートプログラム(SP)で首位に立った安藤はFS2位で総合2位となった。SP5位発進の鈴木明子(邦和スポーツランド)はFSで3位と巻き返して総合3位に入ったが及ばず。安藤が2006年のトリノ五輪に続く2大会連続の五輪出場を決めた。 男子シングルではSP3位の織田がFS3位で総合2位に入り、初の五輪出場を決めた。前日に行われたSPで世界歴代2位の高得点をマークした高橋
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く