現時点で世界一インフレ率が高い国は、アフリカ南部のジンバブウェである。インフレ率が1000パーセントを超えている。そして、ジンバブウェは世界一女性が短命な国でもある。ジンバブウェの女性は、平均すると34歳で一生を終える。 新聞紙を筒状に丸めてタンポン代わりに使っている。また、学校に通っている女の子たちは生理が始まると通学をやめざるをえないのが実情だという。 1999年、回復のめどが立たないジンバブウェ経済に見切りを付けたJohnson & Johnson社が同国から撤退して以来、生理用品の不足がみるみる深刻化していった。その後、ジンバブウェの女性たちは、隣国の南アから輸入される製品に頼らざるをえなくなった。しかし、インフレがますます進み、自国通貨が価値を失ったことにより、南アから輸入される生理用品は庶民に手が出ないほど高価なものになってしまった。 ジンバブウェの最低賃金レベルは日本円にして