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ブックマーク / asaippoi.exblog.jp (2)

  • 浅いっぽい : 意味と強度の話。

    ライトノベル作家、浅井ラボが、テケトーに語ります。原稿が一息ついたので、脳休めのために前にもしたと思いますが、意味と強度の話。いわば自分用の創作メモのようなものです。  あくまで個人的な見解なのですが、私が物語において見る要素は、意味と強度です。  まず、意味とは、物語や人物(造形や言動)や各種場面に仮託される寓意や暗喩。  当たり前ですが、物語とは意味の連鎖です。あるテーマを語るために、テーマを背負った人物が出て、テーマの問いであったり解決であったりという場面があるわけですな。  だいたい悪役がテーマを背負い、主人公がその解決(心理的な)役としてなんたらする、または主役が成長し変化(主に心理的な)するという物語が多いのはそういうことかなと。  事件の解決は秩序の回復、成長は未来への展望とかいう寓意や意味があるでしょうし。  心理的なとしたのは、娯楽というものが基的に心と感情の娯楽である

  • 浅いっぽい : ネギまへの畏怖

    それはともかく、危機的状況でもちまちま原稿を進める。  読書 「魔法先生ネギま! 1~12」赤松健  実は一時期まで高校生の話だと思っていたくらい通して読んだことがなかったので、読んでみた。  一般より作り手側に評価が高いのですが、作者さんの計算には恐れ入る。読者層で一番多い微オタクさんが好む要素を徹底的に盛り込んでいる、あまりに手堅い構成、インダストリアルな手法。  読めない人が言いそうな「それだけではない、なにかがあるから売れる」という古典的な視点では、実はこの作品はなにも見えてこないと思われる。31人のヒロインや、巨大学園、魔法とラブコメ、という要素ではなく、設計と思想システム自体が優れていると思う(分からない人でも楽しめるようになっている。それがまた優れたシステム)  還元すると、頭のいい人間がデータと分析をもって作ると、中途半端な才能というものにはまったく意味がなくなるのではない

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