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ブックマーク / ameblo.jp/manteca (1)

  • 『小林秀雄の「常識」』

    文春文庫に小林秀雄の「考えるヒント」というものがある。 これは簡単に言えばエッセー集のようなもので新聞や雑誌に掲載された小林のコラムを寄せ集めたようなものである。そのエッセー集の冒頭に出てくるのが「常識」という題のついたコラムである。 小林は学生時代にエドガー・アラン・ポーの「メルツェルの将棋差し」という短篇を翻訳したらしい。 この話に出てくる「将棋」とは「チェス」のことである。「メルツェルの将棋差し」というのはハンガリー人の発明家ヴォルフガング・フォン・ケンペレンが1770年に発明したチェスを打つ自働人形のことである。 この人形はターバンを巻いたトルコ人の格好をしており「The Turk」つまり「トルコ人」と呼ばれていた。 この自働人形はそもそもハプスブルク帝国の女帝マリア・テレジアの喜ばせる目的でケンペレンが発明したものだが、人間相手に上手にチェスを差して、しかも決して負けることがなか

    『小林秀雄の「常識」』
    hyougen
    hyougen 2015/04/13
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