タグ

ブックマーク / changpian.hatenablog.com (1)

  • 備考欄のようなもの

    私が監訳者として関わった劉美蓮『音楽戦争のロンド―台湾・日中国のはざまで奮闘した音楽家・江文也の生涯』がこのたび集広舎より刊行されることとなった。同書では、台湾出身の作曲家・江文也が厦門、日中国と越境し、優れた作品を残していく有様が概ね時代順に描かれていく。ここでは同書の出版に合わせて、江文也のもう一つの魅力、すなわち歌手としての側面に焦点を当てたい。レイアウトの都合上、江文也ディスコグラフィは記事の末尾に掲載した。適宜参照されたい。 1932~3年の歌手としての録音 文末に付したディスコグラフィからもわかるように、江文也はまず歌手として楽壇に登場した。一般的には、彼の最初の録音は「肉弾三勇士の歌」であると思われているが、調査によりそれよりも早く、「満洲の歌」(マトリックス番号36230)「満洲興国の歌」(同36231)が録音されていることがわかった。山田耕筰、古賀政男によって

    備考欄のようなもの
  • 1