2009.03.15 詩人よ言葉に自信を持て カテゴリ:詩 詩の散文化が進行している。 そのこと自身が必ずしも、全面的に否定されることではないだろう。 しかし、風潮としてあまりにも肯定されすぎている気がする。 ある著名な女性詩人はいう。 「詩が散文化される必然があり、詩はわかりやすくなっている。分かりにくいよりは分かりやすい方がいい」 本当に分かりやすくなるのか。 私も詩は分かりやすい方がいい思っている、しかしそれは散文的な意味ではなく、詩として伝わるということだ。 本当に散文化すれば分かりやすくなるのか。 私には疑問だ。 むしろ意味は空洞化され、言葉や行の差異が強調されるのではないか。 吉本隆明の『修辞的現在』の指摘から一歩も出ていない。 もうひとつ、気になることがある。 そんなに多くはないが、日本に来る外国の詩人とお会いして、日本の詩人は言葉にいかに自信を失っているかと、強く感じざるを
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