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ブックマーク / tokigawa.hatenadiary.org (4)

  • 『氷菓』 京アニ演出家のスタイルの違い - あしもとに水色宇宙

    『氷菓』第17話「クドリャフカの順番」までを観て。演出家によって、そのスタイルが結構違うなと感じた。 「人物に芝居をさせて表現するスタイル」と「カット割りやレイアウトで表現するスタイル」の二つがあると思った。第17話「クドリャフカの順番」のコンテ・演出を担当した石立太一さんは、後者に該当する。カット割りや構図で表現するスタイル。第17話においての奉太郎と総務委員長・田名辺の会話シーンや摩耶花と漫研の先輩・河内の会話シーンのカット割りなど、人物に芝居をさせて見せていこうというわけでなく、カットを割って割って、会話シーンを作り上げていく。特に、折木と田名辺の会話シーンなんて、ここまでカットを割るのかと思ってしまった(石立太一さんが担当した第3話「事情ある古典部の末裔」の喫茶店における奉太郎と千反田の会話シーンもそれだ)。 レイアウトやカメラワークによって、人物の心情を表現していこうとしている。

    『氷菓』 京アニ演出家のスタイルの違い - あしもとに水色宇宙
  • 真っ直ぐに走る女の子〜『花咲くいろは』最終話「花咲くいつか」〜 - あしもとに水色宇宙

    走る、電車、直線 最終話を見終えての全体の感想を。 前にも書いたが、松前緒花は物語中ずっと走っている。第1話から最終話まで彼女は全力で走り続ける。『花咲くいろは』の主題は、走ること。ここまで、主人公がずっと走っている作品はそうそうない。 僕は、アニメにおける「走る」っていう行為が大好きだ。走ることのダイナミズムと走ることによる感情の発露。見ていると、胸が熱くなってくる。『時をかける少女』が好きなのも、真琴が「走っている」ことが大きい。 誰かに会うために走る、誰かに追いつくために走る、自分の目標に向かって走る。走る訳は、人それぞれだけど、一生懸命自分の力を振り絞って走る姿は見ている者を感動させる。なぜ、こんなに胸を打たれるのか説明できないけど。 『花咲くいろは』において「電車」も重要な要素の一つだ。電車は、OPにも最終話にも登場する。なぜ、電車なのか。それは、『走る』行為を増幅させるための装

    真っ直ぐに走る女の子〜『花咲くいろは』最終話「花咲くいつか」〜 - あしもとに水色宇宙
  • 涼宮ハルヒの憂鬱 第16話「エンドレスエイト」が面白い - あしもとに水色宇宙

    今回真っ先に思ったのは、石原立也さんが出たので、次で武康弘さんが締めてやっと「エンドレスエイト終了」だ、なんて僕は思ったりしました。 ・・・・ですが、そうとはならいような気がします・・・。今までの感じだと。もし、京アニの演出家総出演なら、石立太一さん、坂一也さんなどまだ登場していないので、まだまだ続くかもしれません。石立太一さんは絶対出てくるなと思っていたのですが、どうなんだろう。 石立太一さんの回は好きなんで出来ればあと一回ぐらいならやって欲しい所。 まぁ、それはおいといて、気になった事を色々と。 回転 キョン達が現在置かれている状況を、わっかりやすく提示したのが、公園の遊具で遊んでいるシークエンス。ハルヒが、キョン、朝比奈、小泉、長門達をぐるぐると回しています。ハルヒによって、キョン達がぐるぐると時間をループさせられている状況のわかりやすい暗喩。キョン達が困惑しているのにも関わらず

    涼宮ハルヒの憂鬱 第16話「エンドレスエイト」が面白い - あしもとに水色宇宙
  • 「マクロスF」最終回の結末について〜河森正治総監督と中村悠一さん〜 - 海ノ藻屑

    オトナアニメ Vol.10 (洋泉社MOOK) 出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2008/10/10メディア: ムック購入: 19人 クリック: 90回この商品を含むブログ (29件) を見る 「マクロスF」最終回におけるアルト、ランカ、シェリルの関係について、オトナアニメ10号にとてつもなく興味深い記事が載っていたので、メモのついでに一部抜粋します。 河森正治総監督インタビュー −最終回はランカも救出されたんですが、シェリルも死なずに済みましたよね。 河森 「スタッフ間ではいっそう殺そうかという説もあったんですけど、情が移っちゃって(笑)」 −ふたりとも助かって良かったんですけど、これからアルトはどうするんですか? 河森 「どっちとゴールインするかも、すっごい迷ったんですけど、まあ何でもかんでも白黒付けたがる流れに抵抗してみました(笑)。世の中、そんな簡単には行かないんじゃないのって

    「マクロスF」最終回の結末について〜河森正治総監督と中村悠一さん〜 - 海ノ藻屑
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