地域の公共空間や遊休空間等を活用して行われるアートプロジェクトは、アートそれ自体の本質的価値のほか、地域におけるコミュニティの形成といった社会的価値や地域のブランディング向上といった経済的価値など、地域に様々な価値をもたらします。一方で、プロジェクトを実施する際のノウハウの不足などによって、取り組む自治体や事業者は限られているのが現状です。そのため、経済産業省では、アートプロジェクトをはじめようとする、地域や自治体、企業の方々の手引きとなる「×ARTスタートアップガイドライン」を作成、公表します。これにより、地域の活性化に資する、新たな文化創造やアートの普及促進を図ります。 ガイドラインの概要は以下のとおりです。 1.地域でのアート事例 地域におけるアート活動の起点となる3つのエンジン「アーティスト(アート)」「自治体や企業(事業主体)」「地域の人(地域)」が、立場や考え方の違いを乗り越え