140114 INTERVIEW 藤本壮介「窓の試行」 数々の世界的なプロジェクトを手掛け、建築の新しい切り口を提起し続ける建築家 藤本壮介へのインタビュー。自作を通した窓の試行について伺った。 ――コルビュジェの“窓”と段ボールの孔 大学の4年生の時に、コルビュジェの母の家のプランを50分の1でトレースして、いろいろ寸法を測ったりしながら、自分なりに図面を描いてみたことがあったんです。あの家は横長の窓が連なって、各部屋をずっと横断していくようなつくりになっていて、一つの窓が外の全部の風景と中のいろいろな生活をつなぎ合わせてるというのが、いいなと思った記憶があります。また、ヨーロッパなんかに行くと、お城の分厚い壁に空間が掘り込まれて銃撃するためのスペースになっていたりするのですが、その端に小さな窓があいていて、光がくぼみのところに満ちているというようなものが好きでしたね。窓というものが
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