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BOOKとblogに関するhyougenのブックマーク (111)

  • ぼんやり上手 - チャングム食堂

    パラパラ、マカレナ、ツーステップ、ランバダ、ユーロビートといった面々は安楽椅子に座ったまま、静かにまどろんでいた。 そこは天井に近い窓からわずかに光が入るくらいの薄暗い部屋で、椅子は一列に並べられている。彼らはほんのたまにおしゃべりをするくらいで、あとはおのおのの椅子の上でじっとしている。ときおり、マカレナが小さく咳き込む音や、ツーステップのしゃっくりが聞こえてくる。 ダンスフロアからお呼びがかからなくなって、どれくらいの時間が経ったのだろう。 ダンスミュージックたちは眠りを知らない。ダンスミュージックたちは吸血鬼のように、夜の間中ずっと起きている。吸血鬼は人の血を吸って生き永らえるが、ダンスミュージックたちは若い人間の汗や熱気を吸い込んで生きていた。 あの子たちはどうしているのだろう。ダンスミュージックたちは懐かしい思い出に浸っていた。どのダンスミュージックも記憶の中にある若い子たちが大

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  • 古本屋の覚え書き

    ラップ 沖縄 民族音楽 中国 レゲエ 韓国

    古本屋の覚え書き
  • 白鳥のめがね

    「白鳥のめがね」は、もう更新しなくなっているのでその後書いているブログなどをまとめておきます。 続きのブログ記事はこちら。 http://blog.livedoor.jp/plankblank/archives/487019.html 書評や芸術作品について書いていた。 その後、日記的な内容を次のブログに書くようになった。 http://yanoz.hatenablog.com/ また、学術思想系の話題はこちらのブログに書いている。 「思想の読み書き」 http://readthink.hatenablog.com/ あわせてお読み頂ければ幸いです。 クロムモリブデン自体はじめてみるけど、名前は聞いたことがあった。 作風としては、すこしスタイリッシュで軽快だけど、基は王道の小劇場スタイルというか、80年代以降の良くあるタイプの演劇の範囲に収まっているとは言えると思う。 だから、僕みたいな

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  • 古書の森日記 by 黒岩比佐子

    黒岩比佐子の『音のない記憶 ろうあの写真家 井上孝治』が2月にコミーより復刊されました。それを記念して、国立のGALLERY BIBLIO にて「井上孝治『想い出の街』写真展」が5月に開催されます。 展示即売コーナーにて『音のない記憶 ろうあの写真家 井上孝治』や、ブログ「古書の森日記」から生まれた『古書の森 逍遙』も購入可能です。 井上孝治「想い出の街」写真展 2018年5月3日〜5月6日 国立駅前 GALLERY BIBLIO

  • 星野智幸  言ってしまえばよかったのに日記

    ブログ移転のお知らせ エキサイトブログの広告表示が厭になってきたため、日より移転することにしました。新しいブログは以下のとおり。 http://hoshinot.asablo.jp/ ツィッターを使うようになってから、更新が滞りがちですが、移転を機に、もう少し更新を増やしていきたいと思っています。 今後とも、当日記をよろしくお願いします。 京大入試のカンニングについて。 対応の難しい問題だと思う。 法的には、カンニングは犯罪ではないと私は思う。犯罪だとする法解釈は、強引すぎる印象がある。だから、逮捕もおかしいし、さすがに起訴はされないと思うけれど、逮捕後に被害届を出す京大以外の大学の姿勢もおかしい。私は、カンニング者が特定された時点で、警察は手を引くべきだったと感じている。その後の事情の調査は大学側に任せれば十分で、処分や手口の詳細は、大学がしかるべき時期に会見で発表すればよい。その人の

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  • 60坪書店日記

    今更ながらのまとめです。書かないとしっかり覚えられない。多分あってる。Nexusシリーズはちょっと自信がない。 昔のモデルだとこの法則に当てはまらない物もあるので、ヤフオクなどで購入する場合はちゃんとググりましょう。 Cisco製スイッチの型番は、ぱっと見ただけで機能が分かって非常に便利なので、ちゃんと覚えておきたい所です。 型番が示している内容 Cisco製スイッチの型番は、おおよそ下記の[]で囲まれた区分に分かれています。それぞれの区分が示す項目は下記リストの通りです。 WS-C[2960][S]-[48][T][D]-[L] Nexus[22][48][T][P] 2960/22 = シリーズ S = モデル 48/48 = ダウンリンクのポート数 T/T = ダウンリンクの種類 D/P = アップリンクの種類 L = IOSの種類 シリーズ ここは色々ありますよね。2960なり37

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  • qfwfqの水に流して Una pietra sopra

    三谷幸喜が朝日新聞の連載コラム「ありふれた生活」(7月20日夕刊)で、彼が監督した『ザ・マジックアワー』が、昨年、中国でリメイクされて大ヒットしたと書いていた。日円にして530億以上の興収で、これは中国映画全体の年間第3位の興収だという。日では約40億円だったというから10数倍になる。ま、桁が違いますからね、人民の。中国版『ザ・マジックアワー』は『トゥ・クール・トゥ・キル――殺せない殺し屋』というタイトルでこのたび日でも公開(7月8日~)されたというから、機会があれば見比べてみたいと思う。 この映画『ザ・マジックアワー』に、往年の映画スター役で出演した柳澤愼一さんが亡くなられた。先月28日、去年の3月24日に亡くなったと日歌手協会から発表された。死因は「骨髄異形成症候群」だという。死後15ヶ月経ってからの発表は、おそらく御人の遺志なのだろう。柳澤さんらしい、と思う(血液のがんなの

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  • 外国文学(イギリス文学他)

    D. H. ロレンスの思考は複雑怪奇である。 王冠哲学で、光(一角獣、「子[キリスト]」)と闇(獅子、「父」)との闘争を描き、その超克として、王冠=「聖霊」を説くのである。 「父」=闇は母権的自己と見ていいだろうが、「子」=光が難しいのである。思うに、それは、近代的自我における「愛」、自己同一性的「愛」のように思える。それは、他者を同一性化しているであり、押し付けの「愛」になると考えられる。ロレンスが批判するキリスト教的「愛」の精神はそのようなものと思われる。 つまり、近代西欧において、キリスト教的精神は、自我、同一性自己を介した「愛」の精神になったということである。 来ならば、他者は差異であるが、それが、自我、同一性自己を介しているために、他者が同一性化されているのであり、そのために、「他者」への「愛」が押し付け(暴力)になっているのである。 もっとも、ロレンスは非自己の精神としてのキ

  • arteria

    久々のブログ更新となります。 皆様、暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。 今日はだいぶ過ごしやすいですが、最近の太陽のパワーといったらスゴイですね~。ちょっと歩いただけで汗が・・。水分補給に気をつけて乗り切りましょう! さて、今日ご紹介するのは、「マリオ・ジャコメッリ写真集」です。 マリオ・ジャコメッリは、イタリア人の写真家なのですが、アマチュアの写真家なのです。どこからがプロでどこまでがアマチュアなのか・・作品が素晴らしく美術館にも所蔵されているのですからプロといってもいい気がするのですが、あくまで仕事のかたわらに独学で写真を撮っていたということで、アマチュアの写真家と言われているみたいです。 どのような作品かというと、モノクロの作品なのですが、白と黒のコントラストがとても特徴的です。私個人としては、とにかく黒の印象が強く感じます。街や人を撮っているのですが、黒の入り方が、日常に

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    hyougen
    hyougen 2008/04/04
    美術書店のブログ
  • 信月記

    先週の9日・10日に開かれた標記イベントに参加してきました。 これは9日の午後のPart4のレポートです。なぜPart4だけかというと、他のパートは例によってかたつむりさんがしっかりまとめてくださってる*1のですが、このパートだけは事情により抜けているので、その補完です。 個人的なメモから起こしているので、怪しい部分はどうぞご指摘ください。 リポジトリ登録は、次の引用を喚起するか:これまでの成果と今後の課題(筑波大院・佐藤翔さん) ZSプロジェクト*2 Zoological Science誌を対象に、リポジトリ搭載が被引用に影響を与えるかどうかを検証 これまでのオープンアクセスと被引用との関係を調べた研究では、機関リポジトリに限定したものはない 論文の登録と被引用との間の過程に当たる利用(ダウンロード)データも加味する 実際の研究ワークフローにかかる時間を考慮して、長期の調査が必要 方法

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  • すみ&にえ ほんやく本の新刊情報

    岩波書店の単行です。まだ知らなくて、あ、出たんだ! と喜んだ方、発売日をよく見てね。って私たちがショックを受けたから言ってるんだけど。がーん、上下巻別出しなのね。まだ上巻だけの発売です。内容は「現代カナダ文学を代表する作家アトウッドの最高傑作。1843年にカナダで実際に起きた殺人事件を、入念な資料調査をもとに仕上げた作品。人間存在の根源に関わる問題をミステリー仕立で描き上げた力作。」ということで、揃ってから読むか、上巻を先に読んで下巻を待つか(24日には出るし)、どっちにしても絶対に読みたい作品ですっっ。 新潮社のクレストブックスです。ドンビキな表紙ですけど(笑)、内容は良さそうですよ。なんといっても中野恵津子さん訳だし。内容は「自分はあの時、たしかに愚かだった…。アイルランドとイギリスを舞台に、執着し、苦悩し、諦め、やがて立て直していく男と女。英語圏最高の短篇作家が、人生の苦さと深みを

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  • 読書散歩

    このブログは、もう更新するつもりがなかったのですが、最近ちょっと重要な発見があり、これはやはりこちらに書き残しておこうと思って、久しぶりに書くことにしました。 先日、青柳いづみこ著『阿佐ヶ谷アタリデ大ザケノンダ』(平凡社)を読みました。昨年10月に出版された、阿佐ヶ谷文士たちの「阿佐ヶ谷会」にまつわるエッセイ集です。井伏鱒二『荻窪風土記』など、様々な作品をめぐりながら、地元の情報も織り交ぜ、阿佐ヶ谷文士の面々が綴られていきます。 2007年には『阿佐ヶ谷会 文学アルバム』が出版され、読まれた方も多いと思います。こちらは再録も多いですが、かなり充実した内容です。 青柳いづみこさんは、太宰とも交友のあった仏文学者、青柳瑞穂の孫で、ご自身はピアニスト。音楽に関する著書も多く、ドビュッシーがご専門。太宰の家に文学青年たちが集まる様子が、マルタ・アルゲリッチと似ている…など、青柳さんならではの視点も

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  • 浅沼ヒロシの書評ブログ 晴読雨読日記

    副題:娘たちの歳月 著者:梯 久美子  出版社:文藝春秋  2022年10月刊  1,980円(税込)  277P ご購入は、こちらから 9人の女性作家の生涯をたどり、それぞれの父親との関わり方に注目して、人生と作品への父の影響を明らかにする評伝集である。 著者の梯(かけはし)氏が取りあげた9人の名前と肩書きは、次の通り。 渡辺和子  修道女 齋藤史   歌人 島尾ミホ  作家 石垣りん  詩人 茨木のり子 詩人 田辺聖子  小説家 辺見じゅん 歌人・作家 萩原葉子  小説家・随筆家 石牟礼道子 作家・詩人 続きを読む 著者:ジョン・ウィリアムズ/著 東江一紀/訳  出版社:作品社  2014年9月刊  2,860円(税込)  333P ご購入は、こちらから アメリカの片田舎の貧しい農家に生まれ、大学の一教員として人生を終えた男の一生を描いた小説である。 主人公のウィリアム・ストーナーは1

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  • 本屋のほんき

    リオオリンピック総集編 2016年 9/5号 [雑誌] (週刊朝日増刊) 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2016/08/25 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る リオオリンピック、盛りあがったのはいいのだけれども、そのおかげさまであったのかどうなのか、今月の全国書店売上は壊滅的であった。みなさんやはりテレビでオリンピック選手を応援していたのだろうか。 われわれ書店員が、誰かを応援しようという気持ちを表現する際には、フェアという企画をたてることが多い。例えば、『がんばろう熊フェア』という売場を作って、そこに熊関連のを集めるみたいな、そういう企画である。その売場にメッセージコメントなどを設置したりして、お客様に共感してもらう。それでも売れる。 フェアが書店の顔だと言われ、書店それぞれの個性がもっとも見えやすい場所になっているのは、そうした書店の中の人

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  • みみのまばたき

    年末からいろいろな会に呼んでいただいて、 別に沖縄に永久に移住するつもりなわけではありませんが、 ひとまずは大阪の皆さんにお別れの挨拶をできたことになります。 それで、最終的に荷造りに入ります。 パソコンも段ボールへと。しばらくブログもお休みさせていただきます。 これまで断りもなく一ヶ月以上エントリーをしない事もあったのに、 なんだ、という感じもしますが、いささか感傷的なのかもしれません。 1月11日以降、那覇の部屋のインターネット環境が セッティングできてから再開となります。 ** To Scratch Your Heart: Earlyrecordings アーティスト: Various Artists出版社/メーカー: Honest Jon's発売日: 2010/07/01メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログを見る昨日、スタンドアサヒさんの新年会にご厚意でお呼ばれし

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  • この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    いよいよ格的な夏が始まったようですが、読者のみなさまはいかがおすごしでしょうか。森見登美彦氏は、あいかわらず奈良の片隅で「あーでもない」「こーでもない」と文章をいじって暮らしております。 さて、志学社さまから、 「もっと宣伝してください、お願い!」 という要請があったので、宣伝いたします。 『城崎にて 四編』、重版しました! 全国どちらの書店さまからでも取り寄せることができます!お取り寄せの場合、下記の画面を見せていただけるとスムーズ! ------- タイトル 『城崎にて 四篇』 著者 森見登美彦、円居挽、あをにまる、草香去来 版元 志学社 取次 八木書店扱い ISBN 978-4-909868-14-5 ------- 図書館へのリクエストも大歓迎! ほどなくして、城崎文芸館でも販売が始まる予定です! thebooks.jp kinobun.jp 森見登美彦氏は城崎温泉を舞台にした小

    この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
  • 古書ほうろう

    これまでこちらのページにお立ち寄りくださり、ありがとうございました。 古書ほうろうの日々録は、「ほうろうバザール」に引越しいたしました。 まだまだ不慣れなことが多く、見づらいところも多々ございますが、多くのお運びお待ちしております! ほうろうバザール⇒ http://horo.bz ものもうすノート 「mousu mousu(もうすもうす)」 B5版/厚さ約1cm/横罫 行間は7mmです。 定価 1,600円(税込み) お世話になっている、アーティストの村山華子さんが2005年に手がけられたユニークなノートブックをご紹介します。 某文房具会社がアーティストとコラボレートしたノートシリーズは、記憶にある方も多いかもしれません。 「使い終わっても捨てたくならないようなノートを」との依頼で村山さんが考えたのが、こちらのノートです。一見、ふつうの大学ノート、けどただならぬ気配あり。よおく目を凝らし

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  • 書物を積む者はやがて人生を積むだろう

    学生時代の友人がすごいことをやりだしたのだけれど、宣伝してほしいと頼まれたので、いまここをチェックしてる人がどれくらいいるかわからないが一応リンクを貼ってみる。 ameblo.jp 1t水槽に閉鎖生態系を作ってどこまで維持できるか、という実験記録ブログ。 このためにわざわざ家まで建てたらしい。水草、ミジンコやヨコエビ等の微小生物、ヌマエビ、スネール類、グッピーなどでまわしていく……はずが、ギンブナやジャンボタニシなどが意図せず混入してしまったり波乱の幕開け。2カ月たって環境は落ち着いているようだけれどもこの先どう展開していくか目が離せない。 人の野心のすばらしさがかいまみえるブログ。 ちなみにわたしのアクア遊びの現状だけれども、プラナリアみたいなサイズから40cmまで育てたタイヤトラックスパイニーイールを、この秋に飛び出し事故がもとで死なせてしまったのでモチベだだ下がり中。スパイニーイール

    書物を積む者はやがて人生を積むだろう
  • 味の素ワールドグルメレポート : 世界の料理レシピ

  • 恵文社一乗寺店|店長日記

    そういえば半年程前からVICE MAGAZINEが送られてくるようになりました。フリーのものなので発行日がいつかははっきりと把握しておりませんが、毎号確実に2〜3日、週末に届いた号なんかは即日なくなってしまうことも少なくありません。前号なんかはテリー・リチャードソンの作品がしっかり掲載された写真特集で、時には保存に値する内容のものもあります。特徴としては、ストリート・ファッションや、カルチャーを扱いながらもポリティカルな傾向が色濃く、フリーだからか歯に衣着せない表現を多用しているところ。ディスク・レビューのキャプションなんか、批判はおろか、まともな批評ですら目にすることの少ない他の音楽メディアとは比べ物にならない面白さなのですが、かなり個人的なバイアスの下に書き殴られている印象があるのはよくも悪くもタダだから?金払ってでも読みたくなるような溜飲の下がる悪口、っていうのも最近ではあまり見かけ