★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ ★ほかのアピタルブログ一覧へ 世界中の最新医学論文から、坪野吉孝氏(山形さくら町病院精神科・早稲田大学大学院客員教授)が、興味深いものをわかりやすくかみ砕いてお届けします。 長期間の体重増加に対する個別の食物や生活習慣の影響を調べた論文が、ニューイングランド医学誌に昨年6月掲載された。 対象は、米国の65歳未満の肥満ではない女性看護師と男性医療職(歯科医、薬剤師など)あわせて120,877人。最長で20年間の追跡調査を行ない、4年ごとの体重変化と、個別の食物摂取や生活習慣の変化との関係を調べた。対象者は4年間で平均1.51kg体重が増えていた。 1日の摂取量が一盛り増えると余分に体重が増加した食物は、ポテトチップス(0.76kg)、じゃがいも(0.58kg、とくにフライドポテト)、砂糖入り飲料(0.45