とされていました(1989年 行動障害児者研究会)。 どんな状態の子ども達、大人達なのか、なんとなくイメージができたでしょうか。そしてこうした行動の障害を示す人では、その背景に知的障害だけではなく、自閉スペクトラム症を持っている場合がとても多いこともわかっています。 こうした強い行動上の障害は、元来の障害の特性を背景として、育っていく環境との間に大きな不適合が生じ、それに対して、どうしても上手くいかない方法、長く続けてはいけない方法が身についてしまった場合に起こってくると言われています。 例えば、 ・不快な音に対して自分の頭を激しく叩いてそれを紛らわす ・退屈な時に窓ガラスをバンバン叩いて楽しむ ・大人の指示に従いたくないときに暴れて拒否をする などのパターンです。ある意味でこの強度行動障害こそが、「二次障害」の一つの典型であると言えるでしょう。 このように行動の障害が著しい場合には、家庭