私が院長を務める久里浜医療センターは、2011年7月に「インターネット依存専門外来(TIAR)」を立ち上げ、現在では年間延べ1,500人を超える患者さんの治療に当たっています。 今年6月、世界保健機関(WHO)が「ゲーム依存」を正式な病気として認定することを発表して以来、お子さんやパートナーが「ゲーム依存なのでは?」と心配する方から多くの相談が当センターに寄せられています。 8月31日に「病的なインターネット依存が疑われる中高生が5年間でほぼ倍増し、全国で93万人に上る」という推計が厚生労働省研究班から発表されると、メディアでもますますこの問題が取り上げられるようになりました。
![WHO「ゲーム依存」疾病認定までの6年間、舞台裏の記録](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8093c964420d37d8c0de1e5e905a9d191608acba/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c6319512300007f0121db89.jpeg%3Fops%3D1200_630)