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2017年4月27日のブックマーク (3件)

  • なぜ円谷一族はすべてを失ってしまったのか。『ウルトラマンが泣いている』

    なぜ円谷一族はすべてを失ってしまったのか。『ウルトラマンが泣いている』 2017/1/31 2017/2/1 世界の秘話 円谷プロの創業者である円谷英二は、不世出の天才映画監督でした。 当時の子ども番組制作費が1話平均200万円程度だと言われていたところ、『ウルトラマン』の撮影には1話1,000万円超の制作費を投じ、大赤字を出しながら、それでも納得がいかないとお蔵入りさせてしまう徹底した職人ぶり。 第二次世界大戦時に製作された『ハワイ・マレー沖海戦』では、プール内に作ったハワイ・真珠湾のセットがあまりにも精巧だったため、アメリカ軍から「オアフ島のどこであれを撮影したのか」と尋問されたほどの技術力を誇っています。 初代『ウルトラマン』は、一見子ども向けの中に隠されたストーリー性もさることながら、当時の技術の限界を超えた特撮映像に日中が夢中になりました。 『ガンダム』や『仮面ライダー』が今

    なぜ円谷一族はすべてを失ってしまったのか。『ウルトラマンが泣いている』
    i_am_aoi
    i_am_aoi 2017/04/27
    ティガは平成ライダーもまだなかった、もしくは定着する前だったので見ていた記憶がある。幼少期ウルトラマン・思春期ガンダム、と思うと幼少期から大人になっても楽しめているライダーはエンタメとしてすごいな。
  • 「ウルトラマン」は迷走から脱却できるのか

    地球の平和を守る正義の味方、ウルトラマンは言わずとしれた国民的キャラクターだ。その人気は今でも健在。今年9月に公開されたシリーズ最新映画『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』は、ウルトラマン、ウルトラセブンなど往年のヒーローとウルトラマンティガ、ダイナ、ガイアといった平成生まれのウルトラマンが共演し大きな話題を集めた。興行収入8億円超はウルトラマン史上最大のヒット作となっている。 だが、この映画の製作が動き出した1年前。ショッキングなニュースが流れていた。「円谷プロ身売り」。ウルトラマンの生みの親という栄光の陰で、資金繰りに苦しみ、倒産寸前に追い込まれていたところを、テレビCM制作大手のティー・ワイ・オー(TYO)に買収されたのだ。「信じられない」「これからウルトラマンはどうなるのか」。あらわになった名門プロダクションの惨憺(さんたん)たる姿に、ファンの悲鳴が上がった。 円谷一族の絶対王政、1話制

    「ウルトラマン」は迷走から脱却できるのか
  • 橋の上で

    仕事が終わり、最寄り駅を降りて帰宅中の出来事だった。事務所内で起きたトラブルに翻弄され、極度の疲労を抱えつつ自宅までの遠い道を歩いた。いつもならばバスをつかまえることができるが、その時間はとうに過ぎていた。 自宅は住宅街の外れにあり、家までの道のりには護岸工事を施された川に架かった橋を渡る必要があった。 橋上の歩道には、等身大の裸婦像とベンチが設置されている。休日にジョギングがてら休憩に立ち寄るにはちょうどよかった。 仕事で精神的にやられた帰り道など、深夜ではあったが、やはりこの場所で小休止することがあった。真っ暗な川面に目をやると、胸の中のどす黒い感情がゆるゆると流されていく。かわりに気持ちよい風が頬をかすめ、しがらみや思いこみがほどけていく。 その日も橋に差し掛かろうという時だった。裸婦像の傍に人影がかすかに動くのを認めた。 手の甲を腰にあてて、半歩前進するポーズで遠くを見つめる裸婦像

    橋の上で