Opinion―研究の現場から 本コーナーでは,実験医学連載「Opinion」からの掲載文をご紹介します.研究者をとりまく環境や社会的な責任が変容しつつある現在,若手研究者が直面するキャリア形成の問題や情報発信のあり方について,現在の研究現場に関わる人々からの生の声をお届けします.(編集部) 若手世代が研究者としての大成をめざし邁進する時期と,世間一般的な結婚適齢期は重なっている.特にアカデミック職を希望する場合,なかなか結婚に踏み出せない人もいるのではないだろうか? 本稿では,その裏に潜む問題に焦点を当ててみたい. 学生が博士号を獲得し研究者として世に出るのは,早くても20代後半である.一方,近年の日本人初婚平均年齢が男性31歳,女性30歳であることを鑑みると,博士課程在籍時~学位取得後5年くらいが結婚適齢期である.ところが,仕事のうえでも同様の時期が勝負どきであり,常勤のポストを獲得す
![実験医学online:Opinion―研究の現場から 第17回 若手研究者の結婚を支える3つのこと - 羊土社](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d06013d5846d35c812b844a479b2d4abf6791344/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.yodosha.co.jp%2Fjikkenigaku%2Fimages%2Fopinion_large.gif)