モーターを搭載した「電動サイクル」の人気が高まっている。上り坂や重い荷物を積んでも軽快に走れる自転車だ。動力があるのに免許も要らず、普通の自転車として扱えるのが特徴だ。どうせならペダルを外し、電力だけで走るバイクのほうがいいと考える人もいるだろう。まだ数は少ないが、そういった「電動バイク」も登場している。これら電動サイクル/バイクについての「エコ」、つまりエコノミー(経済性)と、少しだがエコロジーについて考察してみたい。もちろんこれらに乗り物として魅力がなければ話にならない。そのあたりもインプレッションしてみることにした。 電動サイクルはバイクにあらず 電動サイクルにはいろいろな呼び方がある。「アシストサイクル」「電動自転車」など、基本的にはすべて同じものだ。自転車にバッテリーとモーターを搭載し、補助的に動力が与えられる機構を備えている。この「補助的」が重要なキーワードなのがわかるだろうか