岐阜刑務所の職員同士が親睦目的で10月に開いたマージャン大会で現金が賭けられていた疑いがあり、名古屋矯正管区と同刑務所が調査していることがわかった。 刑務所などによると、職員有志の同好会が10月4日に岐阜市内の雀荘(じゃんそう)で大会を開き、斎藤巧所長を含む12人のメンバーが参加。参加費3千円を出し合い、成績に応じて現金を分配した疑いがある。優勝者には賞金2万円が与えられ、斎藤所長が優勝。また、当日、大会の中で個別に賭けマージャンをしていた参加者もいた疑いがあるという。 10月末に刑務所職員を名乗る匿名の情報提供が法務省にあり、名古屋矯正管区と刑務所が調査を開始。参加費や賞金は返却された。調査の結果次第で処分を検討するという。斎藤所長は「社会から疑念を招きかねない事案を起こし、反省しております。今後、このような事案を起こすことがないよう綱紀の粛正を図ります」とコメントを出した。