ニック・ロウのライブに行って、 パブロックモードになってしまった。 いい曲と熱い演奏ってのはいいなあ、 と当たり前すぎることを感じ入る。 ポップには二種類ある。 本当にいい曲と、 安直極まりない全然よくない曲なのにみんながもてはやす曲。 Cruel to be kindのように、 本当にいい曲は、 なかなかそうやすやすとは書けない。 当たり前のことを書くけれども、 曲を書くことにおいて、 軽く口ずさみやすい、 ポップなメロディを書くのは、 重く意味深で、かっこいい、 マニアックなメロディを書くより、 100倍難しい。 ところが時々人は これを逆のことのように思うようだ。 軽く口ずさみやすい、 ポップなメロディは軽んじられ、ナメられ、 重く意味深でかっこいい、 マニアックなメロディは、 意味や価値をこじつけて、 真剣に聴かれるべきとする。 作る側からいわせてもらうと、 これは逆だ。 いい曲は