こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 流行語大賞の審査基準がよくわからんという批判は、毎年繰り返されてきました。 そもそもノミネートされる言葉のなかに、これどこで流行ってたんだよ、みたいなものがたくさんあるし、どっかのおっさん、おばさんたちが密室で適当に相談して選んだだけの流行語大賞が、まるで国民の総意を得たかのようなつもりでいるのは許せん! とお怒りのかたも多いと聞きます。 わかりました。私がみなさんのご不満解消に一肌脱ぎましょう。本家より一足先に、データを使って客観的に流行語大賞を決めてしまいましたので、その結果を発表いたします。 まずは方法を説明します。流行語大賞候補として先日発表された言葉が、朝日・読売新聞の記事にどれだけ使われていたかを記事検索で確かめるという単純明快、公明正大、極力私情を挟まないスマートなやりかたです。 今年の流行語という条件を満たすためには、昨年との比較が