兵庫県の尼崎市は、1日に高齢者施設で行った新型コロナワクチンの先行接種で、施設の職員ら6人に対しワクチンを希釈せずに原液のまま打ったと発表しました。 兵庫県尼崎市では1日、市内の高齢者施設で職員ら30人に新型コロナワクチンの先行接種が実施されました。しかし、この施設では、このうち6人に対して、生理食塩水で希釈していないワクチンの原液0.3ミリリットルを接種したということです。これは本来接種するワクチンの5倍の濃度にあたるということです。 いまのところ、原液を接種した6人に体調に異常などはなく、今後、1週間程度、健康観察するということです。 尼崎市では通常、接種の際は看護師2人でワクチンの確認を行っていますが、この施設では、1日は確認できていなかったということで、今後はチェック体制を厳しくするとしています。