「日本も核を持つべきだ」――。 去年12月、防衛力強化を掲げる高市政権の官邸筋が非公式取材で「核を持つべきだと思っている」と発言。これをきっかけに、SNSでは核保有をめぐる議論が一気に拡散しました。 ・核は持つべきだ ・核武装の方が安上がりだ ・中国、北朝鮮、ロシアは核を持っている ・ウクライナは核を放棄した後どうなった? ・アメリカ依存は危険だ ・使わせないために持つ―― 非核三原則「持たず、作らず、持ち込ませず」の見直しも取り沙汰される中、日本の防衛はどこへ向かうのか。私たちは、防衛省内のシンクタンク、「防衛研究所」を訪ね、前田祐司研究員に話を聞きました。 「議論が漠然としている」 前田研究員はまず、最近の核武装論についてこう指摘します。 「共通しているのは“漠然としている”という点です。具体的な政府内の検討や試算に基づいた発言ではない」 核を開発し、配備する場合、どのような能力が必要

