こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。糖尿病の治療薬マンジャロをやせ薬として使用する人が増えたことには賛否両論あるようですが、年輩のかたの意見に気になるものがありました。むかしは痩せてるよりも、少し太めなくらいなほうが健康で魅力的な女性だと思われていたのだよ。 これは必ずしも事実ではありません。戦前の日本にも、とりわけ女性の容姿に関しては、太ってるのは美しくないと考える人も少なくなかったし、女性たちにも痩身願望はけっこうあったのです。 私はそのことを『誰も調べなかった日本文化史』のなかの「戦前の一面広告」で検証しました。 今回あらためて追加調査を試みたのですが、これといった新情報は得られませんでした。というわけで、過去に調べた内容をコンパクトにまとめてお伝えするだけなので、「日本文化史探訪」シリーズですが今回は無料版記事としてお届けします。 やせ薬の新聞広告は明治後期からぼちぼち掲載され

