この記事はMercari Advent Calendar 2022の21日目の記事です。 こんにちは。メルカリのPlatform Infraチームで働いている @sanposhiho といいます。 個人的にKubernetesやその周辺のOSSにコントリビュートをしていて、特にKubernetesのコントロールプレーンのコンポーネントのうちの一つであるスケジューラー周りを触ってることが多いです。 この記事では、現状のスケジューラーにおける拡張性の課題と、スケジューラーに現代の汎用バイナリとも言えるWasm(WebAssembly)ランタイムを通した拡張性を持たせることができるのかどうかを検証してみます。 Kubernetes Scheduler とは スケジューラーはPodをどのNodeで実行するかを決定しているコンポーネントです。 その時の様々なリソースの状況を見たり、ユーザーが指定した
![私たちはKubernetes SchedulerにWasm拡張の夢を見るか | メルカリエンジニアリング](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b39056dc78c1590704328bf8ffd40ef64fe5b697/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fengineering.mercari.com%2F%2Fimg%2Fogp%2Fogp_a.jpg)