ESLint コアルールの TypeScript 対応について ESLint v9.23.0 で ESLint のコアルールの TypeScript 対応が開始しました。 その後の ESLint のアップデートでもコアルールの TS 対応が進んでいます。ESLint コアの責務を増やすような機能追加は少し意外だと感じたので、その背景について調べてみました。 背景: 従来のコアルールの拡張方法の課題 ESLint のコアルールは JavaScript を想定して書かれたものであるが、TypeScript に対してもほぼ期待通り動作するルールが多い。TypeScript は JS のほぼ上位互換な言語であるため、TypeScript 用のパーサー (@typescript-eslint/parser) が吐き出す AST もほぼ上位互換であり、パーサーさえ TS 用のものを使えば多くの ESL
