はじめに WebバックエンドとクライアントをともにTypeScriptで書くとします。また、バックエンドではJSON.stringifyで値をシリアライズし、クライアントサイドではJSON.parse相当の処理でレスポンスボディを取得すると仮定しましょう[1]。このとき、JSON.stringifyの挙動がわかれば、実際にクライアントにどのような値が返ってきうるかを型で表現できるはずです。例えば、 となるので、{ a: undefined }の型をJSON.stringifyしてからJSON.parseした値の型は{}とするべきです。 本稿では、JSON.stringifyの仕様に沿ってそのような型を定義する方法について解説していきます。また、その際の制限についても最後に軽く触れます。 背景 本稿の概要を理解をするためには不要ですが、この節ではそれを試みることになった背景についてお話ししま
![JSON.parse(JSON.stringify(x))に型をつけよう](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e762b8c027a06c441314af6ccb3f20e5cc1c1630/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fres.cloudinary.com%2Fzenn%2Fimage%2Fupload%2Fs--rw3PdKN0--%2Fc_fit%252Cg_north_west%252Cl_text%3Anotosansjp-medium.otf_55%3AJSON.parse%252528JSON.stringify%252528x%252529%252529%2525E3%252581%2525AB%2525E5%25259E%25258B%2525E3%252582%252592%2525E3%252581%2525A4%2525E3%252581%252591%2525E3%252582%252588%2525E3%252581%252586%252Cw_1010%252Cx_90%252Cy_100%2Fg_south_west%252Cl_text%3Anotosansjp-medium.otf_37%3A%2525E3%252581%2525BB%2525E3%252581%2525A8%2525E3%252581%252591%252Cx_203%252Cy_121%2Fg_south_west%252Ch_90%252Cl_fetch%3AaHR0cHM6Ly9zdG9yYWdlLmdvb2dsZWFwaXMuY29tL3plbm4tdXNlci11cGxvYWQvYXZhdGFyL2Q2MGMxZmFkMjguanBlZw%3D%3D%252Cr_max%252Cw_90%252Cx_87%252Cy_95%2Fv1627283836%2Fdefault%2Fog-base-w1200-v2.png)