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  • 朝日俳壇四者共選二十年秀句選(1970−1990) - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    俳句特集その1 俳句に関する知見を広げようと、表題の俳句集を読んでみました。俳句の当代の権威4名が競うように句を選ぶという形式は、今(2014年)も変わっていないようです。20年間に渡る秀句がおおむね4500句ほど収録されていて、このを読了するため、読書の遅い私は2ヶ月くらいかかりました。 この20年間、選者は多く変わりました。病没などでリタイアーするまでは、選者として連続して続けます。一回も変わらずに選者を務めたのは山口誓子(やまぐち・せいし)さん、加藤楸邨(かとう・しゅうそん)さんです。(あ、より正確には加藤さんが選者を勤めたのは1971年、星野立子さんがリタイアーしてからでした。)この両者はレベルが高い選者だと思います。それぞれの自作の句で印象に残るものは @ピストルがプールの硬き面(も)にひびき @寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 まだ、両者が若かったころの句だと思います。 山口誓

    朝日俳壇四者共選二十年秀句選(1970−1990) - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/03/20
    [表題の本は20年間の俳句愛好者の努力の結石である。ただ、この4氏には巧拙の違いがおおくなり、それも見ものである。句作が下手な選者は、やはり下手な句を選ぶ。
  • PM2.5の実態〜黄砂との相乗効果 - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    昨年あたりから、主に中国・北京の大気汚染物質として有名になってきたPM2.5。どんなものかと、「ここまでわかったPM2.5当の恐怖―謎の物質を科学する」 (井上浩義:アーク出版)を読んでみました。(2013.7月10日 初版) まず「PM2.5」という呼称についてですが、PはParticulate:微粒子状、MはMatter:物質の頭文字で、大気中を漂う固体、液体などの小さな「粒子状物質」のことです。そして2.5というのは「大きさが2.5μm以下の微粒子」であるという意味です。μm(マイクロメートル)とはmm(ミリメートル)の1000分の1で、極めて小さな物質なのです。環境汚染物質としての濃度の単位は「μg/m^3」です。花粉と比べても、相当小さい物質です。 ここに、PM2.5という括りは、大まかなもので、その物質が固体であるか液体であるかは問いません。また、自然由来であるか人為由来であ

    PM2.5の実態〜黄砂との相乗効果 - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/03/15
    [「PM2.5」とは、微粒子の性質によらず、その大きさから名付けられた。固体状のも液体状もあるが、前者は、肺に入ると表面張力によって肺の水分を吸い上げ、肺の細胞を破壊する。後者は強酸であり、これも問題。]
  • 早春賦(そうしゅんふ)について - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    いまだ冬が去らず、春も幾分かしか感じられないころの名曲。賦=詩、Ode(英語) NHK東京放送児童合唱団 ♪春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど 時にあらずと 声も立てず 時にあらずと 声も立てず 氷解け去り 葦は角ぐむ さては時ぞと 思うあやにく 今日も昨日も 雪の空 今日も昨日も 雪の空 春と聞かねば 知らでありしを 聞けば急かるる 胸の思いを いかにせよとの この頃か いかにせよとの この頃か 以下、wikiより 「早春賦」(そうしゅんふ)は、1913年(大正2年)に発表された吉丸一昌作詞、中田章作曲の日の唱歌。2006年から2007年にかけて文化庁と日PTA全国協議会が選定した「日の歌百選」に選ばれている。 (中略) 長野県大町市、安曇野あたりの早春の情景をうたった歌とされ、長野県立大町中学校(長野県大町高等学校の前身)の校歌を作りに来た吉丸が、大町市、安曇野の寒さ、

    早春賦(そうしゅんふ)について - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/03/10
    [「早春賦」は、春まだ浅い信州の安曇野を舞台にした唱歌である。いまだ春にはなっていないが、それを熱望する歌詞が心憎い。安曇野は、日本人の心の原風景をイメージさせる。]
  • 「リアル」〜もう一つの「スラムダンク」 - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    漫画家・井上雄彦(いのうえ・たけひこ)さんは、卓越した画力と優れたストーリーテラーの才能で、これまでも、バスケット漫画の「スラムダンク」とか宮武蔵を描いた「バガボンド」などの作品を世に送り出してきましたが、今回取り上げるのは、身障者がプレイする「車椅子バスケット」に関する漫画です。 その作品は「リアル」(REAL)です。現在13巻ほどコミックが刊行されていますが(2014年1月現在)、私は12巻まで読んでこの稿を書いています。この作品には、主要な登場人物が3名います。 @戸川清春・19歳、元々スプリンターを目指していましたが、足に骨肉腫が発見され、それを諦め、足を切断され車椅子バスケットに青春の全てを賭けています。 @野宮朋美・18歳、(素行不良と見られるため)高校を中退し、いろいろな仕事を体験するが直ぐに首。自分に正直過ぎて周囲と摩擦を起すのです。免許取り立ての頃、道を譲ってくれたドラ

    「リアル」〜もう一つの「スラムダンク」 - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/03/10
    [「スラムダンク」で有名な井上雄彦さんの、もうひとつのバスケマンガ。身体障害者が題材。彼らが悪戦苦闘し、高みを目指していく姿を活写する。特に、戸川は、スプリンターを断念してこの競技に賭けている。]
  • 「あの人の最期のことば100」(感想文) - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    この、正式名称は「日人なら知っておきたい! あの人の最期のことば100」 です。著者は秋庭道博(あきにわ・どうはく)さん。PHP研究所から2009年に出版されています。 秋庭さん、というかPHP研究所は「お手軽に読める」を出す会社でして、あまり学術的な書籍の出版は期待できないと思うのですが、このは見開き2ページで一人の人物を取り上げるので、サアアッ、と読み下すには向いたものです。秋庭さんも「人を動かす「言葉力」――プレジデント名言録「200」選」(プレジデント社)などの、齋藤孝さん並みのお手軽なを多く出版しています。 参考過去ログ http://d.hatena.ne.jp/iirei/20130424#1366769248 :齋藤孝の限界・「人はなぜ存在するのか」(書評) http://d.hatena.ne.jp/iirei/20061028#1292166368 :齋藤孝の

    「あの人の最期のことば100」(感想文) - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/03/05
    [「あの人の最期のことば100」は、日本史上の有名人の最期のことばを纏めた本。辞世の句とはいわないまでも、それに準じた言葉が網羅される。日航ジャンボ機墜落事故で、墜落する状況を記した人の手記は光る。]
  • 「害虫の誕生―虫からみた日本史」(書評) - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    この(ちくま新書)は、よくある害虫駆除の実際を書いたではありません。人間の持つ文化と虫たちの交渉史とでも言えますか。著者は瀬戸口明久(せとぐち・あきひさ)氏で、京都大学理学部・生物学科を卒業後、同大学文学部・科学哲学科学史科を卒業した経歴の持ち主で、現在大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。生命科学と社会の界面の生じる諸問題について、科学技術史と環境史の両面からアプローチしている・・・と紹介にあります。 このの1、2章は、農業に関する害虫の話が論じられています。近世以前から、農民たちは、イネの害虫・ニカメイガについて、この虫は「自然発生する」もので、日頃の自分たちの態度がわるいことに対する「天罰」だと思っていたのです。そこでは呪術的な「虫送り」や「加持祈祷」などがおおっぴらに成されていました。ただ、欧米に「迷信によらない」害虫駆除法(応用昆虫学)が次々の発案されると、明治政府は積極的

    「害虫の誕生―虫からみた日本史」(書評) - 虚虚実実――ウルトラバイバル
    iirei
    iirei 2014/02/28
    [「害虫の誕生」は近代日本が、害虫にどう対処したか明らかにする。農業害虫について虫送りなどの非科学的な風習を一掃したことが語られ、衛生害虫について蚊はともかく、蠅などは不当に貶められたという。]
  • 加羽沢美濃(かばさわ・みの)の音楽 - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    2013年中頃、見るともなく新聞のテレビ欄をみていたところ、私の大好きなクラシック曲、「威風堂々」(エルガー作曲)をNHKのEテレで取り上げているではありませんか! 期待してその番組を見てみたら、とても満足の行く内容でした。 その番組は「ららら♪クラシック」という名前で、以下のような沿革を持っていました。 (wikiより) それまでNHK交響楽団の演奏会を中心に放送していた『N響アワー』に代わるクラシック音楽の番組で、クラシック初心者にも分かりやすく楽しめるように、ある演奏家や音楽の舞台となった「町」にスポットを当てて、クラシックの魅力を探る。 また、2012年度はNHK交響楽団85周年でもあるので、月1回程度「N響スペシャル」(エヌきょうスペシャル)と題して、NHK交響楽団の演奏会の中継の他、過去に行われた演奏のライブラリー紹介も行われる。 2013年4月より放送日時がそれまでの日曜 2

    加羽沢美濃(かばさわ・みの)の音楽 - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/02/23
    [NHK「ららら♪クラシック」の司会者のひとり、加羽沢美濃さんは、また優れたピアニスト・作曲家だ。彼女の透明感のある音には、癒されるひとも多いだろう。あるピアノ教室の先生は「綺麗な楽譜だ」と言っていた。]
  • カレーライスの悦楽(今日の料理・特別版) - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    私は以前、拙ブログで、レトルトカレー「よこすか海軍カレー」の稿で以下のように書きましたが、 「にん・たま・じゃがと言うように、ニンジン、タマネギ、ジャガイモは、いまでもカレーの具材としてもっともポピュラーです。 これは、海軍のカレーにさかのぼると思います。大前提として、戦艦はいちいち材料を求めて接岸することはめんど臭く、長持ちする材を求めたのだと思います。さらにその上、これらには、健康維持に重要な成分を含んでいたのです。ニンジンはビタミンAを含み、タマネギはビタミンBの吸収を効率よく行わせ、ジャガイモはビタミンCを含みます。 イイカゲンではなく、経験則的に正しい組みあわせなのですね。客観的にもね。 http://d.hatena.ne.jp/iirei/20090126#1232949266 :カレーと根菜類の必然 ただ、カレーと言っても、場インドでは通じないかも知れません。あるのは「

    カレーライスの悦楽(今日の料理・特別版) - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/02/18
    [インドには「カレー」はない。あるのは「ガラムマサラ」という複合調味料。数十種類のスパイスを利かせたもので、家庭ごとに配合が異なる。イギリス人は、これが手に負えず、最大公約数としてカレー粉を作った。]
  • 虫めづる姫君〜堤中納言物語の一編 - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    以前私が環境化学分析の会社に勤めていたとき、実験中の女性社員が「きゃーーー!!」と、この世もあらんばかりの悲鳴を上げたことがあります。なんだと聞いてみると、「虫がいます!」という返事でした。どれどれ・・・と見てみると、その虫は「カマドウマ:便所コオロギ」でありました。私はティッシュを持ってその虫を掴み、外界に追い出しました。特に有害な虫ではありません。 一般的に、女性は虫という生き物が嫌いなようです。もっとも私もゴキブリは苦手で、とても触る気にはなりません。噛まれそうで、怖い。 でも、ここに、堤中納言物語の一編に「虫めづる姫君」という作品があります。この姫君は、子分格の男の子たちに虫を捕まえてこさせ、特に「毛虫」の生育過程を見守り、蝶になるまで育てるのを無上の喜びとする姫です。同年代の姫たちのように、化粧さえしません。一節を引いてくると、(両親が) 「理屈はそうだが、外聞が悪いじゃないか。

    虫めづる姫君〜堤中納言物語の一編 - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/02/18
    [堤中納言物語の一編、「虫めづる姫君」は、毛虫を育て蝶になる過程を探求する不思議少女。あるとき、若者がヘビの玩具を「プレゼント」するが、さすがの彼女も驚き、平静さを失い、下女たちに笑われる。]
  • 乙嫁語り〜〜中央アジアの片隅で - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    アミル↓ 乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX) 作者: 森薫出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/10/15メディア: コミック購入: 59人 クリック: 1,445回この商品を含むブログ (434件) を見る ネットの力は凄まじい。2013年の4−5月ころ、グーグルのCMバナーに紹介されていた「乙嫁語り(おとよめがたり)」に興味が湧いて、市中の屋から既刊のコミック5巻を購入し、読んでみました。この作品は、19世紀後半の中央アジアにおける「花嫁=乙嫁:可愛いお嫁さん」たちのオムニバス形式のエピソード集です。 中央アジアといえば、12世紀のモンゴル帝国の大拡張に翻弄される、西国の、独特な文字を持つ国・西夏を取り上げた「シュトヘル」をブログにしたことがあり、この作品はかなり凄惨な様相を呈するものでしたが、「乙嫁語り」はずっと牧歌的で安心して読めます。 http://d.

    乙嫁語り〜〜中央アジアの片隅で - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/02/13
    [19世紀後半、中央アジアはイギリスとロシアの勢力争いの場になっていたが、この地域の住民の生活とくに嫁入りにまつわるエピソードを描いたのが「乙嫁語り」。オムニバス形式で、色々な嫁が登場する。]
  • 角田美代子〜タガメ女か女王蜂か女郎蜘蛛か - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    角田美代子(Yourpedia) もし、路上で些細なことで老婆に因縁をつけられ、屈強な10名近くの男性たちが、自宅に押しかけ、居座り、金品、金目の物を強奪していき、生命の危機も招く・・・こんなシチュエーションに出会ったら、あなたはどうしますか? この老婆こそ、複数の家族に取り入って、8名もの死者・行方不明者を出した角田美代子(すみだ・みよこ)です。2012年当時64歳。彼女の一生は、まさにアウトローそのものの人生でした。建設会社を経営する父親のもとで尼崎市に生まれ、地元の小・中学校を卒業し、高校は中退、10代で水商売の道に入る・・・パチンコ大好き。 彼女は、仕事について、「働くなんて、めんどくさいんじゃ!」と放言していたそうです。 http://matome.naver.jp/odai/2135113702185782001  参照。 ところで、昨年話題になったに「日の男を喰い尽くすタ

    角田美代子〜タガメ女か女王蜂か女郎蜘蛛か - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/02/07
    [尼崎連続殺人事件の主犯・角田美代子は道行く人に些細なことで因縁を付け、屈強な男10名近くを引き連れて乗り込み、金品を強奪し、被害者一家を殴り合わせるなどして、家族の絆をズタズタにした。警察は動かず。]
  • ホッブズ・リヴァイアサン〜人は人に対して狼である - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    「リヴァイアサン」口絵(wiki)→ 「人は人に対して狼である」「万人の万人に対する闘争」という言葉で知られるイギリスの政治哲学者・トマス・ホッブズの「リヴァイアサン」には昔から関心がありましたが、今回・注釈書ですが読んでみました。(原典は長大なので敬遠しました。)なお、リヴァイアサン(Leviathan)というのは旧約聖書・ヨブ記に出てくる海獣のことです。(id:hatehei666さんによると聖書全体では6箇所くらいこの海獣は出てくるそうです。) 今回、「ホッブズ リヴァイアサン 藤原保信・佐藤正志 著:有斐閣選書1978年初版」を参考にしました。入門書としては、もっとも優れているようです。 彼ホッブズは、社会を考察する時、自然科学的な視点をとります。物体の運動を観察し、そこから得られた物性論を社会科学に応用します。実験を重んじないアリストテレスの自然観およびそれに従がって構築されたス

    ホッブズ・リヴァイアサン〜人は人に対して狼である - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/02/03
    [イギリスの政治哲学者・トマス・ホッブズのリヴァイアサンは、きわめて唯物論的な視点で書かれていて、人間はほおっておくと、お互いに狼と化し、収拾がつかなくなるので、人民の委託を受けた国家を必要と論じる。]
  • 竹内栖鳳〜静と動のコントラスト - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    竹内栖鳳(たけうち・せいほう)は、明治・大正・昭和期に渡って活躍した画家で、wikiから引いてくると、 竹内 栖鳳(たけうち・せいほう、1864年12月20日(元治元年11月22日) - 1942年(昭和17年)8月23日)は、戦前の日画家。近代日画の先駆者で、画歴は半世紀に及び、戦前の京都画壇を代表する大家である。帝室技芸員。第1回文化勲章受章者。 名は恒吉。最初は棲鳳と号した。霞中庵の号もある。動物を描けば、その匂いまで描くといわれた達人であった。 この人は、同世代のエポク・メイキングな日画の画家がおおむね40歳前後(アラフォー)で他界しているのに対し(菱田春草、今村紫紅、速水御舟など)、78歳の長寿を全うした、ある意味幸運な画家です。その分、日画壇における位置は不動のものとなっています。 参考過去ログ http://d.hatena.ne.jp/iirei/20080325

    竹内栖鳳〜静と動のコントラスト - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/01/29
    [日本画家・竹内栖鳳は、明治期の日本画家たちが短命に終わったことに対し、78歳の寿命をまっとうした人。日本画家の大家として活躍し、特に動物画は、匂いさえも描くと称された。]
  • ナナコ(nanaco)とガロア(galois)〜安全な通貨とは - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    経済学特集 その2(結) セブンイレブンで使える「nanacoカード」は極めて便利なものですね。登録は簡単で、1000円以上供託(チャージ)すれば普通の通貨を介さずともカード上で取引ができ、小銭のやり取りも要りません。また、電子情報であることから、日全国どのセブンイレブンの店でも使えます。さらに、どんな風にチェック機にかざそうが、裏・表の別なくまた財布に入れたままでも、認識します。ポイントもつきます。このポイントは、いつでも好きな時に購買費と転化できます。 私も登録し、1年弱、使いましたが、思うところあり、使用は止める事ことにしました。 その際考えたのは、nanaco最大の利点である 1)電子通貨 2)小銭がやり取りされないの2点が気に入らなかったということです。 私はかれこれ10年ほど前、一種の地域流通貨幣を構想しました。それは「行為」のやり取りについて、コインを決済手段にする通貨でし

    ナナコ(nanaco)とガロア(galois)〜安全な通貨とは - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/01/24
    [電子情報としての通貨、紙としての通貨、コインとしての通貨・・・私はもっともかさばるコインとしての通貨に信を置く。最近話題のビットコインのように投機の対象になるような通貨は、論外である。]
  • ノーベル経済学賞は有害だ - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    経済学特集 その1(全2話) 6部門あるノーベル賞のうち、平和賞も案外無意味なのに加え、もっとも歴史の浅い経済学賞は無意味を通り越して有害だと思います。まず、昨年の受賞に関する意見から。 今年のノーベル経済学賞受賞者が決定した。米シカゴ大のユージン・ファーマ、ラース・ピーター・ハンセン、そして、米エール大のロバート・シラーの3氏の共同受賞となった。受賞理由は、資産価格の決定要因の実証的分析だ。今回のノーベル経済学賞は画期的である。それを含めて、ポイントは3つあり、順番に見ていこう。 第一には、誤った理論がノーベル賞を取ったことが確実になったことである。 3人が同時受賞となった理由のひとつは、資産価格の決定要因は経済学者にはわかっていないことにある。経済学者にわかっていないことの研究がノーベル賞になるわけだから、物理や化学の学者からしたら卒倒ものだろうが、これが経済学だ。 このコラムでも散々

    ノーベル経済学賞は有害だ - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/01/19
    [ノーベル経済学賞は有害なので、即刻廃止すべきである。いわゆる「シカゴ学派」が賞を与えあうという図式で、仲間内の互選をやっている現状である。余りに酷いので、ノーベル文学賞部門から廃止を要請された。]
  • リチャード3世〜〜シェイクスピアの史劇 - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    「リチャード3世」は、ウィリアム・シェイクスピアの初期の作品で、その時期の作品としては評価が高いもののようです。実在のイングランド王をモチーフにしたものであり、展開される修羅場が激しく胸に迫ってきます。 グロスター公リチャードは、2つの身体的欠陥を持つ者で、一昔前なら、堂々とこのブログにも書けたでしょうが、人権保護の観点から認められそうもないので書きません。また、そのことが、彼にルサンチマン(怨恨)の感情を植え付けたのでは、と書くのも、同じ意味で「身障者を差別するのか」と言われそうなので、これについても書けません。 私個人としては、リチャード3世については、このことが当てはまるとも思えますし、たとえば漢の時代、宮刑に処せられた歴史家・司馬遷がねじくれたという話はないところから考えると、身体的な欠陥をどのように処理するかについては、人それぞれかと思います。 Wikiによると、 1452年10

    リチャード3世〜〜シェイクスピアの史劇 - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/01/14
    [ウイリアム・シェイクスピアの初期の史劇・リチャード3世は、彼の4大悲劇の一つ、マクベスのように悪逆な主人公が栄光の果てに滅びるさまを書いた作品で、初期の作品としては上演頻度が高そうだ。]
  • 化粧するご飯〜光沢剤・精米改良剤・炊飯改良剤 - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    以前、テレビを見ていたら、古紙を使ったトイレット・ペーパーについて「汚そうだから使いたくない」と言う男性がいました。もしかしたら、ヴァージン・ペーパーの白さに比べ、褐色ぽいからその発言をしたのかも知れないですが、いかにも文明人の傲慢さを表明する言葉だったと思います。 さて、米(ご飯)も、白いご飯は今でも大切にされていますが、消費者がそんな心理を持つことに呼応して、販売する側も、ある意味、禁じ手を使います。 それについては、以前も取り上げたこともある「知らずにべるな!中国産」(宝島社)によれば、日に輸出する米について、中国では古米に「光沢剤」を使っています。 http://d.hatena.ne.jp/iirei/20080131 :中華民族は「」で滅びる・・・餃子だけではない!! 「米は数年前の古米にツヤをつけて高く売るケースがほとんどだ。米の表面にツヤを出させるには、工業用光沢剤や

    化粧するご飯〜光沢剤・精米改良剤・炊飯改良剤 - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/01/09
    [現在日本では古米をきれいにみせるために「精米改良剤」「炊飯改良剤」といった化学物質が使われている。これら薬物は秘されて報道されないが、広く国民にとって重要な問題であろうと思われる。]
  • おーなり由子の「天使のみつけかた」(書評) - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    春風献上!A happy new  year ! ! つくろう天使とこわそう天使 この二人の天使は、いつも一緒にやってきます。こわそう天使が、ゲラゲラ笑いながら、古くなったものや、今まであったものをガンガンこわしていくと、片方でつくろう天使がつぶれた場所をうめるように新しいものをつくっていきます。 こわそう天使がこわせばこわすほど、ライバル意識でもあるのか、つくろう天使は、 「これはこわせないだろう」と、挑戦的に、新しいものを必死でつくります。 こわそう天使にこわされて、つくろう天使は腹がたたないのだろうか、ときいたら、 「こわされるほうが次によいものがつくれるし、ハリがあるのさ」 と、つくろう天使。 「こわす勇気のないやつもいるしな」 と、こわそう天使。 二人そろっている方がよい関係なのだそうです。 「天使のみつけかた」P104−P105 この一節は「おーなり由子」さんの「天使のみつけか

    おーなり由子の「天使のみつけかた」(書評) - 虚虚実実――ウルトラバイバル
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    iirei 2014/01/04
    [おーなり由子の「天使のみつけかた」では、身の回りに沢山いる天使たちを、どう発見すればよいか、を教えてくれる。「つくろう天使とこわそう天使」のお話は、特に深い洞察力で書かれている。]
  • 日本の世界史的役割 - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    極東の小さな国、日が世界史上に果たしてきた役割について考えてみます。まずは日は国家建設当初から、中国大陸・朝鮮半島と抜き差しならない関係がありました。白村江の戦い(はくすきのえのたたかい:663年)に敗れ、朝鮮半島に根城を失うあたりから、むしろ日の独自性が生まれるようになったと考えます。 それ以降、中国大陸と朝鮮半島は「遣隋使」「遣唐使」など、進んだ文化を取り入れるための教師だったのだと思います。ただ、草原民族の「元」が仕掛けてきた戦争・・・元寇(1274,1281年の2回)で流れが変わったと思います。戦争という意味では、日武士が「神風」を天佑としながらも、辛くも元と高麗の軍を押し返し、当たるところ敵なしだった元の、東方への領土拡張を防いだのです。 そして、探検家マルコ・ポーロ(1254−1324)が元での日の評判を聞き「東方見聞録」を著し、「ジパングという黄金の国が存在する」

    日本の世界史的役割 - 虚虚実実――ウルトラバイバル
    iirei
    iirei 2013/12/30
    [日本が世界史上で果たしてきた役割は案外大きい。特に戦争。元寇、日露戦争、太平洋戦争・・・特に日露戦争のおりには、物資としての銅を必要としたため、足尾鉱毒事件を無視して戦争を継続した。公害の原点。]
  • 週刊少年ジャンプ・歴代作品の番付 - 虚虚実実――ウルトラバイバル

    最近は、マンガ自体をあんまり読まなくなりましたが、各週刊少年誌には大きく影響を受けましたので、なかでももっとも読んだジャンプの作品を、相撲のように番付してみようと思います。選定の基準はいかに私が興味深く読んだか、ですが、新しい年代の作品はほとんど読んでいませんので、これについては若い読者層で相当受け入れられているであろう、と推測して番付に入れました。また、同じ作者の作品は一つだけ挙げることにしました。 では、「歴代マンガの番付表」を掲載します。注意して欲しいのは、たとえ番付が下位の作品であれ、記憶に残っているわけですから、さほどの凡作ではない、と言うことです。 以下、下位から、目ぼしい作品を説明します。 「キックオフ」(序の口)は「ちば拓」の作品。恋愛初心者の男の子と女の子がお互い見つめ合い、恋人のように時間が過ぎるという簡単な作品です。毎回、それだけの話が展開されるのです。ジャンプには珍

    週刊少年ジャンプ・歴代作品の番付 - 虚虚実実――ウルトラバイバル
    iirei
    iirei 2013/12/25
    [「週刊少年ジャンプ」は、後発誌だったが、確実にヒット作を提供しつつNO1少年誌に成長した。特に「努力・友情・勝利」の3本柱を据え、解りやすい紙面を追及したことが勝因の一つである。]