郡山EMグループとNPO地球環境共生ネットワーク主催の特別講演会は16日、郡山市の県農業総合センターで開かれた。国際EM技術研究所長の比嘉照夫名桜大教授がEM菌を活用した放射能対策などを説明した。市民ら約200人が参加。郡山EMグループの松本美恵子代表があいさつした。比嘉教授は、EM技術を実用化した経緯や応用されている活用例などを紹介した。特にEM菌を利用して発酵させた、たい肥を使用した農産物に含まれる放射性セシウムの量が、カリウム肥料より少なくなったことなどを解説。土壌に直接EM菌をまくことで放射線量を低減させた事例なども示した。訪れた市民らは、環境美化などに有効といわれていたEM菌の、さらなる可能性について理解を深めていた。