松本 浩彰 BMCソフトウェア エンタープライズ・ソリューション・テクニカル・サービス BSM シニア・アーキテクト 前編では、メインフレーム時代からの情報システムの歴史を踏まえてIT運用とはどんな業務かをご紹介し、さらにIT運用が今後どのような方向に向かっていくのかについて、考えてみました。この中で、私はIT運用管理者の皆さんに対し、「ITサービス」を提供しているという認識の上に立って、「IT運用のリスクとコストを定常的に最小化し続けることができる仕組みを構築していくこと」を提言させていただきました。 それでは、そうした活動に取り組むためには具体的にどうすればいいのか。今回はそのヒントとなるポイントについてご紹介したいと思います。IT部門のマネジメント層の方から、実務としてIT運用に携わっている方まで、多くの読者のご参考になれば幸いです。 新たな役割が求められるIT運用管理者 前編の繰り